第28話【生徒会断裂】

「・・・どっかのヤクザに捕まったんとちゃうん?恐いわぁ」

「ありえねぇだろ、俺達を誰だと思っている【H5】だぜ?

俺達に喧嘩を売るって事は日本有数の大企業に喧嘩を売るって事だ有り得ねぇよ」


大文字の言葉を否定する天童。


「僕は一応書道の跡取りなんだけど・・・」


人峰がおどおどと口に出す。


「変態書道だろ?おい人峰、この間回した人妻どうなったよ?」

「さぁ・・・後始末は使用人がしてくれるし・・・」

「大人しそうな顔しておっそろしいわぁ・・・」

「兎に角如何する?とりあえず親父達に連絡するか?」


バンバン、と5Hが居る生徒会室の扉が叩かれる、ノックではない

雑に叩いていると言う感じである。


「・・・誰だ?」

「もう夜中の6時やでぇ?生徒も帰ってるだろうに・・・」


バンバン!!とドアを叩く音が大きくなる。


「ッチ、っせーな!!誰だ!!」


ドアを開ける天童、そこにいたのは巻貝の様な貝殻を頭に被り

赤い真珠の様な眼で此方を見る軟体生物の様な怪人だった。


「・・・・・は?」


怪人は黙って天童を腕に付けた巻貝で天童を刺し殺す。


「!?」

「なっ!?」

「て、天童クン!?」


野木久保と人峰は慌てて逃げるが、大文字が転んでしまった!!


「ちょ、待って野木久保クン!!人峰クン!!」


二人は振り返らずに逃げる、怪人は想定していないが

不審者が現れた時の為に生徒会室には緊急避難部屋が備え付けて有り

二人は緊急避難部屋に入りドアをロックした。


「ちょ!!開けて!!二人共!!ボク殺されちゃう!!」


ドンドンと緊急避難部屋のドアを叩く大文字。


「人峰、警備室に連絡」

「分かった」


部屋の中の二人は備え付けの電話から警備室に電話をした。


「げふっ!?」


水音が混じった叫びがした後、耳障りなドリルの様な音が鳴り響いた。


「ここに入ってくるつもりか!?」

「な、何か武器は!?」

「一応銃器は一通り有るが・・・使えるか!?」

「・・・・・」


黙って首を振る人峰。


「もう駄目だ・・・」


絶望にへたり込む人峰、しかし・・・


ドタドタドタ!!


足音が響くとドリルの音は消えた。


「これはひでぇ・・・誰か生きていますか!?」

「ここの部屋に居るぞ!!怪人は如何した!?」

「逃げました!!」

「そうか・・・」


人峰と野木久保は緊急避難部屋を開けた。

すると緊急避難部屋のドアにもたれかかっていた大文字の死体が散乱する。

野木久保は吐いた。

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