第21話親戚に家に着いた!
凜と楽しく食事と少しの観光をしておみあげを買って自宅方面に渋滞もあったがバイクで車の間を2時半走らせ、親戚の家に到着した。
…ここだね親の車止まってる‥一軒家か空いてるスペースに止めとこう。
「晴くんインターフォン鳴らすよ。」
「いいよ」
ピーンポーン
ガチャ
…インターフォンから返事しないんかい
「バイクの音したからね、やっぱり凜ちゃんと君が晴斗くんだね。」
「はい」
「早く入って。」
「オジャマシマス」
「晴斗くん緊張しなくていいからね。」
見た目若い女性にリビングに通され父さんも優樹姉も座って話をしてた。
「おじゃまします。」
「さぁ座って、誠の兄の悟です、よろしく晴斗くん」
「悟さん、よろしくおねがいします。」
「嫁の美香、よろしくね晴斗くん」
「美香さん、よろしくおねがいします。」
「2階に息子と娘が居るから呼んでくるわね。」
「あっはい」
…ふぁー疲れるわー
美香さんが子供を呼びに2階に上がり5人になった。
「晴斗くん緊張してるね。」
「父さん何いってんの、そりゃ緊張するよ。」
すぐ2階から美香さんが二人を連れてきた。
「ほら二人とも自己紹介してね」
「僕は祐希高校2年です、晴斗くんよろしくね。」
「祐希さんよろしくおねがいしますね。」
「…私は中学3年の麻利奈です、晴斗くんよろしくね。」
「麻利奈ちゃんよろしくね。」
「晴、どこにデートしてきたの?」
「デートって言うのか、まぁデートだね、祇園に行ってきたよ。」
「凜ちゃん楽しかった?」
「…うん‥楽しかったよ。」
「帰りは渋滞して、疲れたー」
悟さんが笑いながら話を掛けてきた。
「ホントに話を聞いてだけど、二人は仲良いんだね。」
「どう聞いたか知りませんが、仲良しですよ。」
凜は頬を赤くして答えた。
「…うん仲良しだよ。」
「あっ、おみあげあります、凜と選んで買いました。」
晴斗は鞄からだんご、八つ橋、きんつばを出した
「そんなのよかったのに、皆で食べようか。」
「あぁ‥僕は要りませんよ、自分用に抹茶八つ橋がありますからね。ははっ」
「晴、抹茶ばっかり食べ過ぎ、凜ちゃんお昼何食べた。」
「カレーと抹茶を食べて少し観光してたよ、楽しかったよ。」
会話をしながら親の4人と祐希さんはおみあげをさっそく食べていた。
横で、麻利奈ちゃんと凛が話をしている
「凜姉ちゃんいいなぁ。」
「私にいいなぁって言われても困るよ、お父さんに連れていってもらってね。ふふっ」
…なんか皆見てるだけでなんだか面白いなぁ、しかし、抹茶八つ橋はうまいなぁ
「晴兄、抹茶頂戴。」
…晴兄か、まあいいか。
「麻利奈ちゃんかいいよ。」
「ありがと、思ってたけど晴兄、背高いしカッコいいね。」
「初めて言われたありがとね、そういえば背は高いね、麻利奈ちゃんも可愛いよ。」
麻利奈にお礼を言って頭を撫でると隣から不貞腐れた凜が見ていた。
「凜どうした。」
「…別に」
皆こっちを見てて、父さんが答えた
「今のは晴斗くんが悪いね。」
「なっ‥なんで」
「晴斗くんが気付かないとね。」
「だから美香さんなんでよ。」
「晴は無駄に正直に言い過ぎる。」
「なん‥だと‥意味分からん!」
「凜お姉ちゃんは、晴兄が好きなんだよ。」
「俺も凜好きだけど。」
《はーーー》
…うっわ、皆の考えがよくわかんねぇ、すぐにでも帰りてー
「はー」
「なんで晴がため息つくの。」
「…なんでもない。」
「ははっ」
…なんで、皆わらってんだよ、やっぱり帰りたい
「…仕方ないじゃん‥人を信用してこれなくて‥人の感情がよく分かんないんだからさ‥正直に言ってくれないと分かんないんだよ‥オレ。」
「晴は正直すぎるんだよ、まずは、身内の感情をよく考えてね。」
「…あぁもう分からん‥帰りたくなったし」
「今日は泊まるんだよ。ははっ」
「悟さん‥でしょうね‥知ってましたよ。」
「晴兄ー」
「おい麻利奈、抱き付くな。」
凜はまた不貞腐れ晴斗を睨み付けた。
「…晴くん抜けてるからね。」
《ははっ》
…もう俺にどうしろってんだ。
「…俺は、抜けてるのか‥あと麻利奈放してね。」
「ヤダ、晴兄好きだし、凜お姉ちゃんが面白いから。ふふっ」
麻利奈は凜を見てニヤリと笑った。
「麻利奈、晴くんから早く離れて。」
「ほら凜も言ってるぞ。」
「嫌だけど、しかたがないね。」
…横をチラッと見ると5人揃って笑ってるしホントになんだよ、ツラすぎる。
「ご飯は何時からですか。」
「あら晴斗くんもうお腹すいたの6時半頃だよ。」
「まだ、すいてませんよ…外にバイクで行こうとね。」
「まだ二時間あるから行ってきていいわよ。」
「はい、行ってきます。」
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