砂礫の月、星の祷歌

作者 羽根田ユカ子

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★★★ Excellent!!!

もうすぐ13歳になる遊牧民の少女ニキは、祷歌師として生まれた神子だった。
ある日、老婆と籠った石室で倒れてしまい……。

世界感が緻密に設計され、丁寧に描かれていて、読み出した瞬間から自分が草原に立っている気分になりました。
遊牧民という雰囲気と独特の風習の中、等身大に描かれる主人公ニキや姉のヤース、青年ファル、大公リオ……どの登場人物も魅力的で、この物語の1話1話が煌めいています。

まだ連載途中ではありますが、火焔鳥が現れ今後の波乱が予想され、先が楽しみでなりません!

運命に翻弄されていくであろうニキを思うと心がきゅっとなりますが、どんな冒険をしてどのような結末になるのか、最後まで追っていきたいと思います。
これからも執筆頑張ってくださいー。

★★★ Excellent!!!

遊牧民ファンタジーです。

遊牧民の生活、文化、食事、風習、綿密の調べられてます。

確立された世界観が魅力的です。文章上手いので、読んでると世界観に入っていけます。

タイトルのセンス。素敵です。全般的に美しいです。

キャラもいいです。

今後の更新が楽しみです!

★★★ Excellent!!!

連載中の作品で、おそらくまだ導入部分なのだろうと思います。今最新の更新分まで読んだ感想です。
ジャンルで言えばおそらく児童文学になるのかな。児童文学とは、そうは言っても子供だけが読むものではなく、子供から大人までの読書に耐えうる強度を持たなければいけない。
特に子供に読んでもらうのは大変です。大人は自分から騙されてくれるけれども、子供には子供だましが通用しない。子供のほうが本物とそうでないものをはっきりと区別できると私は思っています。
こちらの作品は、中東のイラン系遊牧民をイメージして書かれているそうです。作者様が他の方のコメントへのお返事で「書くより調べている時間のほうが長い」と仰られていますが、ほんとうに丁寧に調べて書かれているのだなということが作中の様々な文化・生活の描写から伝わってきます。
キャラクターの描写も丁寧で、キャラクターを過度に持ち上げることはなく、しかしたしかに愛情を持って書かれているのだということが伝わってきます。丁寧に織り上げられた世界を読むのは心地が良い。
この作品は大人から、そして面白いものとそうでないものをはっきりと区別できる子供までが楽しめる作品になるだろうと思っています。ぜひ今後の更新も楽しみに追っていきたいと思います。