ヒマワリのような人

Rin

第1話 ヒマワリのような人

私には忘れられない人がいる。

なぜなら……。

とびっきりの笑顔が似合う人だったからだ。

でも、一瞬の出来事で、この地獄の幕が上がることになる。

かなり、田舎に住んでいた彼女は、空港の近隣に住んでいた。


26歳にもなれば、段々これでいいのかと、自分を責めるようになる。だけど、最近の

自分は、嫌な自分でしかない。ずっと、やりたい事があったのに、それを、ずっと出来ない自分がいた。


ーそれが、どうしても嫌だったー


だから、この嫌な自分を癒してくれる旅に出た。大学で友達だった由佳ちゃんだ。

私は、彼女の笑顔が好きだ。なんかいるだけで、のほほんとして癒される。


自分が行ってみたかった、富良野ラベンダーツアーだ。前から行ってみたかったのだが、

行けずじまいだった。


やっと、念願の旅行が実現になった。


富良野ラベンダーツアー、ラベンダー(見頃な頃は、6月:中旬~)

マリーゴールド(6月:初旬)

ひまわり(見頃の時期8~9月)

ポピー(見頃の時期7月:初旬)だ。


私が見たかった、ラベンダーとひまわりを見に行った。それは、もう紫色と青みがかった、ラベンダーの花。、

一瞬、目立って主張していた。その独特な匂い。


また、8~9月に見頃のひまわりは、太陽の熱と花が踊っているかのような光景だった。


それから、私は絵を見るのが好きなので、美術館に足を運んだ。そう、なんと偶然にも

ゴッホのひまわりが来ているということだった。


それは、もう、美術館は混雑で見るにも見えない状態だった。本当に見たくて見に来ているのかと思ってしまうくらいだった。

だって、ゴッホは有名な画家だからだ。

それを見て、分かっているような解釈をする人がいる。感じ方は、それぞれ違い、自分の

思った解釈をすればいいのだが、有名だから、見に来たというのはどうも、私は、納得いかない。私が言えるの立場ではないけれど、私はそう思ってしまう。

人は、流行りと同じで、有名であればあるほど、自慢したくなる生き物だ……。


そうこう言っている間に、もう夕方の18時だ。 昼間に見た花達は、顔色を変え、夜の大人なシックを漂わせる、花になっていた。


ひまわりは、昼間はこんにちは、とありがと

挨拶しているかのように……。


そよ風がなびいて、私たちを歓迎しているようだった。


ひまわりの「言葉」を探してみると、意外と

ロマンチックな言葉だった。


ひまわりの(向日葵)の花言葉は

「憧れ」 「あなただけを見つめる」。


そう言うふうに、言われみたいなと思った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヒマワリのような人 Rin @Rin_2019

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る