第151話 たまには気をつかう
太ももを蚊に刺された。
「思いのほか腫れた」
赤く熱を帯びて腫れあがった弛んだ太もも。
足元で眠るチョビさん。
夜中…
「ングッ‼」
太ももに激痛が走る。
『桜雪?』
寝ながら掻いていたらしい…
そしてチョビさんも掻いてみたらしい…。
『痒い? 手伝ったよ偉い?』
思いっきり引っ掻かれて血がにじむ。
『撫でる?』
褒めろと言わんばかりに頭を突きだすチョビさん。
「ありがとうね…」
『僕、偉かったね』
太ももはズキズキと痛痒いという複雑な不快感を醸し出すことになった…。
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