第79話 先約に慄く
『桜雪ーーー!! 僕、寝ようと思うよーー!!』
チョビさんが鳴きながらリビングへ入ってくる。
寒さもあって、1人では寝ないチョビさん。
眠くなると催促してくる。
『いつまで起きてるの?』
僕の腹の上に飛び乗って、パソコンの上にアゴを乗せて邪魔をする。
「チョビさん…20時です…さすがに寝れません」
『もう寝ようよー!!』
ごねるチョビさんをベッドへ運んで、毛布をめくる。
先にベッドに入れてしまおうとしたのだ。
温かくなれば、今度は出てこないだろうと……
『桜雪…寒い…』
すでにクロさんがベッドの中にいた。
とりあえず毛布の下にクロさん、その上にチョビさんを置いてみた。
………5分持たずに、2人共出て行った。
一緒に寝れば温かいだろうに…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます