*現在に追いついてきました*#61

このエッセイを始めた時は、ちょうどもうすぐ母が退院するというタイミングでした。


前年から息つく暇もなく母のことで奔走して、入院してホッとしたのも束の間、病院から高齢者住宅(いわゆる施設)に直接入ることになり、今度はそっちへ向かって活動しなければならない。その緒に就いたばかりのころでした。

事態はめまぐるしく変わり、やることは山積み。そのためストレスは多いし、体調まで悪くなりそうで(実際悪くなったり)、本当に大変でした。


そんな中、

これらのことを、このまま通り過ぎるにまかせておきたくない。

自分も何か心の依り処(はけ口)がほしい。

この二つの漠然とした気持ちが重なって、思ったのでした。


これを記録しておかなければ。

そして、昔から書きたかった母のことを、これを機に綴ってみよう、と。


やってみると、書き留めたい事柄が次々と湧いてきて、「詳細に記す」をモットーにしてたこともあり、書いても書いても「いま現在」に追いつかず…でしたが、ようやっと、施設への正式な引っ越しをもって、追いついたかなと思える感じになってきました。


もちろんそれ以降も同時進行でいろいろ起こってはいますが、これからは舞台も施設に変わることから、いったん区切りとして、だいぶ前に書いていた#60話(前話)を投稿しました。


今後、「2018年晩夏から現在まで」の章に対する投稿は、

・引き続き、これまでや現在の母に対する私の心情を見つめ、記録する

・現在の母との関係を記録する

・施設のこと、そこでの母の生活、出来事、それに対する私たちの気持ちも書き留める

というような感じで続けていきたいと思っています。


過去の話はこれまで通り、それぞれの年代の章に時系列で投稿していきます。


あまり読む人のことを考慮していない、自分のための記録みたいなエッセイで申し訳ありませんが、今後とも気が向いた折りにでもお読みいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。


まずは「母を施設に入れたこと=母の自宅を引き払ったこと」について、もう少し書いてみたいと思います。今も整理し切れていない、進行形の気持ちです。

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