ハーレムとはこのことですか?

元カノと未来カノが俺のことを取り合っているだと?


「あなた高校生よね? 卒業したら付き合うっていうことは―――今は恭介君はフリーってことよね。あなたが卒業するまで私と付き合わない?」


のどかこんなに気が強かったか?

もう少しおとなしいイメージだったのだが……。


カレンが反論する。


「でも、私は今は同居中なの。いつも一緒にいることができるわ」


「同居の理由は知らないけど私のこと、嫌いじゃないわよね? だってあなたと同じ高校生の時に色々やった仲じゃない? あなたは高校生だけど何もしてないでしょ?」


恭介が釈明する。


「のどかを嫌いってわけではないけど……今は俺自身が教師だから……カレンとは何もできないというか」


「私だって先生といろいろなことやってるわ。今は先生は私のことが好きなのよ」 


「私なら彼を今すぐ満足させてあげられるわ」


「愛の大きさなら負けない!! 先生はこの人と色々やった仲なの?」


女同士の対決ってなんだか怖い……

この場を去りたい……。


再度釈明する恭介。


「あれは俺が学生でまだ大人になっていなかったからであって……」


なんだか遠い過去の恥ずかしい思い出をこの歳になって言い訳しなければいけないとは……なんだこの災難は??


それになんでこんなにカレンに言い訳してるんだろ……。

両思いとはいえ、まだ付き合っていないのに……。

完全に尻に敷かれているな、俺は。



俺は元々優柔不断だ。あまり人を傷つけたくない。

その性格故はっきりとしないところが今回裏目に出たか。

やっちまった――。


それになんでこんなに積極的になっているんだ?

のどかは他の彼氏のことは、好きではなかったのか?

でもあの手つきは手慣れていた。

絶対俺より場数を踏んでいる。

油断するな。あの頃の進学校の優等生だったのどかはいないのだ。

今はオスに発情する雌犬なのかもしれない……。


女同士の戦いは、これで終わりそうにはない予感だ……。









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます