元カノのうちで朝を迎える

まずい、酒を飲みすぎて記憶がない。

しかも、元カノのうちに、宿泊??


「俺、何かしちゃったかな?」一応確認してみる。


「覚えてないの?」


「全く、覚えてない……」


「いやらしいこと――のどかにしなかったか?」


ちゃんと聞いておかないと


「してたよ……」


のどかが 頬を赤らめる。


そんな―――。

俺は欲望のままの浮気男じゃないか。ゴメン、カレン。


「胸触ったり、抱き着いたりしていたけど―――すぐ寝ちゃったね」


「胸さわっただけなのか?」


「だけって……」


「ごめん、かなり失礼なことしてしまって……」


「それくらい恭介君だからいいの。朝ごはんできているから食べてね」


俺はTシャツにトランクス1枚になっていた。


「俺、ズボン脱いでた?」


「急に脱ぎ始めて、抱き着かれたけど」


「え……? 欲求不満男みたいだな。本当にごめんな」


「大丈夫だよ。高校の時やったこと程度で終わったから」


高校の時やったこと――


どの程度かというのは、自分がよくわかっている。


俺は高校時代、のどかとする気満々だったのだが―――

いざとなると勇気が出ないというか―――

そんなことこんなことをしているうちに――

途中で親が帰ってきた気配があって、途中で中断したんだ。



途中までは、のどかと昨日色々していたのか?

これって浮気ってことだよな。記憶がないとはいえ――

のどかのことも好きだけど、

今は、やっぱりカレンが―――


「のどかは、彼氏とかいないのか?」


「最近別れたから、今はいないの」


そうか、俺のあとにちゃんと彼氏がいたんだな。


「私ね、本当は恭介君が一番好きだったの。ずっと忘れられない人だった」


なんだよ、そんなかわいい顔して素直に告白されたら、ノックアウトされちまう。


「でも、彼氏いたんだよな?」


「どんな人と付き合っても、一番好きなのは恭介君。それを超える人には会えてないと思う」


そんなストレートに告白されたら、トランクス一枚の俺はどうしたら―――






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