元カノとおしりの話 

「先生のおしりってかわいいね」


「はぁ? どこみてるんだよ?」


この美少女は急に変なことを言う。いつものことだ。


「変態だな……普通、男のほうがそういう発想なんじゃないか?」


「だって……形もきれいだし、触りたくなる感じだもん」


はぁ……愛されているというか、変な目で見られているというか……。


「リョウちゃん先生も最近は、普通のパンツはいているよね」


「なんだそれ?」


「リョウちゃん先生、一時期オムツ履いていたと思うんだよね、絶対」


「そうなのか? こんな真夏に趣味でオムツなど履いたら、むれてあせもひどくなるだろうな」


「だからなのかー。ノーマルになったのかと思った」


「リョウタ先生を変にしたのはおまえが原因なんだぞ」


「そんなつもりはないんだけど……おしり、見ちゃうんだよね」


「あいかわらず男のケツばかりみてるな、スケベ女は……」



「そうそう――高校の同窓会のハガキ、来てたよ」


「これがあいつの言っていた例の同窓会か……」


「あいつって?」

かなり気になった様子のカレン。食いつく。

肉食系女子か?(多分正解)


「俺の唯一の高校時代の友達の男が幹事をしていてさ」


「先生、友達いたんだね」


「高校では進学校だったからヤンキー的な男は浮くんだよ。でも、海道かいどうだけはいつも俺に絡んできて、良い奴だったな」(しみじみ)


「海道、林堂コンビかぁ。『どうどうコンビ』だね」


「ってことは……元カノ来るんじゃない?」


かなり焦るカレン。


「知らないよ」


「元カノとはどこまで行ったの?」


重い女って思われそうだけど、気になる。


「そんなこときくなよ」少し照れたような先生にむかつくカレン。


「キスした?」


「まぁ……」


「童貞なんだよね? 先生って?」


「……」


なんだその 拷問のような質問の嵐は。


「いわゆるBってやつは?」


「……」


沈黙の先生。これは、最後まではやってないんだ、きっとそうだ。カレンの目が光る。


「元カノとより戻さないでね」


「わかってるって、大丈夫だよ」


カレンの不安そうな顔を見て髪の毛を撫でた。

いわゆる髪クシュってやつだ。

カレンの髪はいい香りがしてサラサラしていた。






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