オトキョンの恋応援します

「僕たち、つきあってるんですよね」


オトキョンに確認するさわやかイケメン沢屋くん。


周りから「お前 変だよ」「ブスのどこがいいんだ?」


とか散々言われたが――顔が好みなのだ。仕方ないだろ。


しかし性格がやっかいな女王タイプで、扱いづらい。


「つきあってあげてもいいわよ」


僕の胸は熱くなった。

やっぱり尽くした甲斐があった。


女の子に不自由はしていないが、僕はいわゆる美人やアイドル顔が苦手らしい。


世間でいうブスに惹かれる……習性らしい。


こればかりは仕方ない。


オトキョンは性格はいいとは言えない。

でも、いつも孤独で寂しそうな雰囲気があって、放っておけない。


ああみえて家事や料理は得意だし、気が利く。

野咲カレンのような美少女より、お母さんらしくてそれがいいのかもしれない。


僕には母がいない。幼少のころに死んだ。

だから僕は、無意識に母親的な女性に憧れるようだ。


父親の収入はいいが、いつも自宅にいない。

寂しい子供時代だった。

でも、僕には居場所があった。 

イケ4というグループのメンバーが大好きだった。


みんな同じ幼稚園で高校までずっと一緒だ。

みんな優しい人ばかり。

リーダーの八王子は頼れる男だった。

だから、王子の言ったことには従うし、ヤンキー教師の弟子にもなる。


オトキョンが言った。


「私、恭介先生が好きだったの。でも諦めた……」


え? あのヤンキー教師のこと?


「僕でいいの?」


「わからない。でも、あの人はきっと好きな人がいるから」


「僕、先生の弟子だから君のこと推してみるよ」


「でも、私たち付き合ってることになってるのよ?」(上から目線)


「君が幸せなら、僕はかまわない。協力する」


良い人沢屋くん。先生とオトキョンに協力する??


恋の行方は?



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