犯罪者オトタク

そのころ店内では、オトキョンが先生を見つけてしまった。


「恭介先生、何やっているの?」


恭介「いや……ちょっと買い物に……」

(カレンを探しに来ただけだけど)


オトキョン「せっかくだから、お茶でも飲んでいってよ」

←(兄妹揃って同じセリフ)


恭介「オトタク兄さんは?」


オトキョン「おかしいわね。今日、店にいるはずなんだけど」


恭介「ちょっと家にあがらせてもらっていいかな?」

(何となく第六勘が働く)


オトキョン「もう、私の部屋に入ってもOKよ」


恭介「……」(入らなくていいけど、まずはカレンだ)


オトキョン「おにいちゃん? いないの?」


電動マッサージ器が……怖い……

これ犯罪だよね。助けて!!!先生!!!!



ブイーン ブイーン

電動マッサージ器がこんなに怖い凶器になるとは……。


「カレンちゃんが、僕のこと好きなの知ってるよ」


好きじゃないっつーの!!


オトタク「こーいう行為も、一緒に楽しみたいと思ってるんだよね」


思ってないって!!


オトキョン「お兄ちゃん、どこ?」


オトタク「まずい、妹だ。鍵かけるね」


オトキョン「あれ? お兄ちゃんの部屋、鍵かかってる」


恭介「オトタク!! 野咲カレン、いるんだろ?」

俺は大きな声で怒鳴る。


「カレンさんはいませんよ」焦るオトタク。


恭介「鍵、開けてくれないか?」


オトタク「今、ちょっとだめです……」

(こんな場面見られたら通報される……しかもあの人怖そうだし)


オトキョン「先生もきてくれてるんだから挨拶してよね」


「先生!!」カレンが必死で声を出した。


俺は、その瞬間ドアを蹴破った。


俺の破壊力は半端ない。


そこには手足を100円ショップの手錠で拘束されそうになっているカレンが座っていた。

まだ未遂だったが用意された道具と、マッサージ器を体中にあてるオトタク。


「大丈夫か?」


俺は、かけよった。 


そして、オトタクを一撃で気絶させた。


力技は任せろ。


カレンを解放した。


カレンは泣いていた……。


オトキョンは兄の危険な一面を目の当たりにして、立ちすくんだ。



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