オタクのオトタク 続勘違い物語

僕は通称オトタク。本名、音名タクヤ。

オトナの100円ショップの社長ジュニアさ(店長の息子)

アニメグッズ100円ショップの全国展開のためにはよき配偶者が必要ってわけで。


うちのママがカレンちゃんを引き合わせてくれたんだ。

←違うが。カレンが買い物に来ただけなんだが……。


そういえばカレンちゃん、僕のことをみて、ほほ笑んでくれていたよな。


僕の大好きなアニメキャラの赤井夢ちゃんもいつも僕にほほ笑んでくれるんだな。やっぱり、僕って人気あるよな。


前々から思っていたけれど、超イケてるんじゃないか? 僕。


カレンちゃんは僕の笑顔にイチコロだし。


僕のファッションセンスもお金はかけてないけれど、服装なんかイケメン芸能人みたいだし。

チェックのシャツ、着こなせるのって、正直僕とあの有名芸能人くらいじゃないか。


僕の場合は、シャツはズボンに入れる派だけどね。

やっぱりウェストのベルトが見えたほうが、僕としてはかっこいいと思うんだ。

← 根本的に間違ってる。


ぽっちゃり男子も結構人気あるっていうしさ。



色白って七難隠すっていうけど、僕、美肌には超自信あるんだ。


カレンちゃんのひらり(パンチラ)よかったなぁ。

僕はパンチラなんて低俗な呼び方はしないんだ。

ひらりのほうがアニメの赤井夢ちゃんだって、三次元のカレンちゃんだって喜ぶだろ? 女心をわしづかみにできる男、オトタク。


今日も女子高校生の客が僕のほうをみて、なにやら騒いでいるな。


きっと僕のこと素敵とか、言ってるんじゃないだろうか?




実際……

女子高生の会話――


「なに、あのキモイ男」


「さっき、レジで見たとき鼻毛出てたよ」


「ちょっとあれは無理だわ」



俺のことかっこいいとか言ってもムダだぞ。

僕には、既に両思いの女子がいるんで。ふふふふふ……。













  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます