メガネっ娘書店員

今は書店員をしている俺の同級生に書店に会いに行った。

彼女は中学の時に俺に告白してきた元ヤンだが

今は普通の女性として、働いている。


ぱっと見、真面目なタイプに見える。

眼鏡が似合う。眼鏡好きにはたまらないだろう。

まさか元ヤンだなんて、誰も思わないだろう。


彼女に相手がいなければ俺の同僚の体育教師を紹介しようと思った。

俺から見てお似合いの二人だからだった。


彼女は中学生の時、変態の片鱗を見せていた。

そしてストーカーとなったやり場のない変態体育教師と……

多分、同じ趣味を持つような気がした。


ほぼ野生の勘だが。


「佐々川、ひさしぶり」


同級生の元ヤン書店員は佐々川という名前だ。


「あれ、林堂くん、どうしたの?」


話し方もおしとやかな雰囲気だ。

リョウタ先生と合うような気がする。 


あのストーカーをカレンから遠ざけて

彼のためにもやり場を提供しようと思った。


「佐々川って独身?」


「え?  何?  独身だよ」


「少し照れた様子だ。恋人は?」


ストレートに聞いた。


「いないけど……」

ちょっと 期待してるような顔をしている。

昔、告白した男からそんなことを聞かれたら絶対、ときめくよな。


「実は、紹介したい男性がいるんだけど」


「え?  紹介したい人って……?」


「俺の同僚で体育教師なんだ。よかったら会ってみないか?」


「まぁ、いいけど……」

ちょっと残念そうな 佐々川。

悪いが、お前の運命の男性になるかもしれない人だ。

彼の人生を狂わせないためにも、素敵な女性を紹介して幸せになってもらいたい。


あとはリョウタ先生に彼女の写真を送って会いたいと言っていると言ってみよう。


写メをパシャリ。


送信。


ストーカー化した体育教師の下へ書店員の写真が送信された。

「ん?  僕に会いたいだと?  かわいいじゃないか」

まんざらでもない体育教師。

さて どうなる?  この恋路。




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