変態同士? 書店員の女子×体育教師

体育教師をして2年目の佐藤リョウタ、24歳。

僕はずっとスポーツ一筋だった。

告白されても硬派として通してきた。

ちゃんと交際したことがないのだ。

教員採用試験は難関だ。

将来のために、僕は遊ばず、勉学、スポーツにだけ打ち込んだのだ。

真面目一筋。さわやかが売りだった僕。

就職してこれからというときに、あの美少女のことが好きになったのだ。


あの少女が忘れられないのだ。

馬鹿なのかもしれない。

でも、あの美少女があの元ヤン教師なんぞに惚れこんでいることはもっと許せない。


盗聴器という証拠をあちらに押さえられている以上

下手な行動をするとイケ4の父親にすぐ、通告されるだろう。

そして校長へも通告され、僕はクビになり、人生を台無しにする。


だったら、あの美少女が僕に振り向けば……問題はない。

あの教師を嫌いになって、僕を好きになる方法……。


彼女の性癖を攻めるしかない。


僕は知っている。彼女の変態嗜好を。


誰もいない場所で僕が彼女の前で失禁すれば、彼女は僕を好きになる。

間違いない。←すごい勘違い男です。


誰もいない場所って難しいな。学校内はリスクが高いし。


外の道路だと誰が通るかわからない。


やはり体育倉庫にうまく誘導して、内鍵をかけて……。


ふふふふふ…………。


お互い醜態を見られた同士ならば、恋が芽生えること間違いなしだな。


この勘違い男、もう爽やかさのカケラもない……。

イケメン設定台無しレベルだ。



このころ恭介は一抹の不安が残っていた。

あのストーカーが本当に引き下がるのか?

あの変態欲を抑えるには……?

変態な女でも紹介すれば、落ち着くのではないか?

できれば、美人の変な趣味に付き合える女性。


俺は、少し心当たりがあった。


書店員になった元ヤンの中学時代の同級生。

俺に告白した女のことを。


そいつは中学時代、少しやばい?  要素を持っていたことを思い出した。


好きな男の言うことには従ってしまう、変な女子だった記憶がある。


放課後、俺の体操着でなにやらしていたが

何をしているのか当時の俺にはわからなかった。


今なら、俺の頭はそれが何なのか理解できる年齢だ。


あいつを紹介してみるか……。


カレンに話しておくか―――。


「そーいえば、俺に昔告白してくれた元ヤン同級生女子が、この前本屋で働いていてさ。ぱっと見わからないもんだわ。今や真面目な書店員でさ」


「かわいいの?」


「まぁ普通かな?」


「中の上? だよね」


「まぁ、メイク濃くないほうがいい場合もあるしな」


「連絡先交換してたりして?」


「まぁ友達だしな」


ちょっと嫉妬顔のカレン。


「元同級生をリョウタ先生に紹介してみようとおもってさ」


「いいね!!」


きっとリョウタの春はすぐに訪れるはずだ。






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