王子様と元ヤン教師の対峙 自宅訪問編

王子様、降臨。

カレンちゃんの家を 達に聞いて調べたんだ。訪問までしてしまった。

さすが 細やかなアプローチができる王子様 ← 自分で言うな

さすがにあのチンピラみたいな元ヤン教師は自宅にはいないよな。


ピンポーン押そうかな。

絶対、カレンちゃん俺のこと心のどこかで待っているはず。

そろそろアプローチの時期だな。

僕は意を決してインターホンを押した。


「あ”??」

聞こえてきたのは怖そうな声。

日曜日だからカレンちゃんの兄弟とかお父様がいるのかもしれない。


あちらからはこっちの様子がモニターで見えているはず。

第一印象はやはり礼儀正しい優等生だよな。


「八王子と申します。カレンさんいらっしゃいますか?」


「いない」


ものすごく、愛想悪いんですけど……。


なんですか? あの男の声、どこかで聞き覚えがあるような……


「いつごろお帰りになりますか?」


「永久に帰ってこないけど」


なんだこの返答。あの元ヤン教師に似ているような……。


まさかな、そんなはずはない。


カレンちゃんが好きな人がいるって言っていたけど

あの男のはずがないし。


「誰か来たの?」

カレンちゃんの声だ!!


「宗教とか勧誘は間に合ってますんで」


ガチャ……切られた。


宗教でも勧誘でもありませんが……。

厳しい親御さんなのかもしれない。男友達は厳禁とか。


王子のメンツを保たねば。

そうだ、カレンちゃんにラインを送ってみよう。


既読にならない……スルーされているのか?


「何かの勧誘?」

「やばそうだから、今出るなよ。すげー怪しいから」


「怖い!」


カレンが俺の腕にくっついてきた。

胸があたってるじゃないか。


王子とやら、俺の勝利だ!!

しかも王子野郎のラインはブロックするように俺様が設定したしな。




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