美少女 合コンで王子様に出会う

「お茶会という名の合コンに行かない?」


カレンは高校のクラスメイトに誘われた。


「男女交際は禁止でしょ?」


「交際じゃなくて交流は禁止されてないから、大丈夫よ」


仲良しのエミリがウィンクした。


「でも……」


カレンが迷っていると……。


「人数急に一人増えることになって……友情だと思って協力して。人数揃わないと成り立たないのよ」



困った顔の友人を見ているとノーとは言いずらかった。


女子高では、なにより女の友情は大切なのだ。


それに昨日の先生の態度も変だった。

帰りはいつもより遅いし友達も少ないはずなのに、なぜか飲んできた。

夕食はせっかく作ったのに……いらないっていうし。

少しむかついていた。


「せっかくだからお茶会とやらに行ってみる」


昨日の腹いせもあって、あてつけに合コンに行くことになった。


来るのは近くの名門男子校の生徒らしい。

粒ぞろいのイケメンばかりそろえたらしいが――。


高校生なので、お酒の入らない健全な合コンだった。

ファーストフードでジュースを飲みながら、自己紹介がはじまった。


その中でも一番人気なのが、王子と呼ばれている王子様キャラ系男子だ。

まるでゲームやアニメから出てきたキャラのように、顔立ちが整っていて美形男子だった。


当然女子たちは、王子にひとめぼれっていうパターンなのだが――


この合コンそんじゃそこらの合コンとは違う。


4人共イケメンなのだ。


さわやか系 イケメン

癒し系 イケメン

やんちゃ系 イケメン

王子様系 イケメン


そうそうないだろうという豪華メンバー。


女性メンバーはそれぞれのイケメンたちといい感じになり……。


私は王子様系イケメンと話していた。


「付き合っている人いないの?」


「別にいないけど……」


「好きな人は……?」


「ちょっと気になる人はいなくも……ないけど……」


最近浮気の疑いのある(付き合っていないけど)先生のこと……。


嫌いにはなれない自分がいる。


「どんな人?」


「お調子者で優しいけど、意地悪でスケベで変態」


「どんな人だよ?」


「カレンちゃんが、スケベで変態好きなら……俺も理想の男になるよ」


王子様がほほ笑む。

この人、良い人かも?


「連絡先教えてよ」


お互いのスマホを接近させて連絡先を交換した。


軽い気持ちだったのだが……。

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