二人っきりの浴室

俺は早めの入浴だ。最近カレンと同じ浴槽に浸かってるんだよな。

よく考えたら、このお湯が彼女の体のあらゆる部分に触れているんだよな。

風呂すらも俺の体は反応する……油断大敵……安心できない。


俺の煩悩どこか行っちまえ!!!


しかもちゃんと保健体育で習ったんだろうか?

あのアイテムを買うのって、結構勇気がいると思う。

10代の女子って店員が男というだけで、デリケートな年頃だろ。

あんな美少女が買ってたら目立つし、若いからな……。

でも、あれを使うのはさすがに――今の俺には、無理だ。


あれこれ考えていた俺だったが風呂につかって出ると―――


カレンが立っていた。

俺、素っ裸なんですけど。

まさかの事態。想像もしていなかった。


普通、女なら「キャー」という悲鳴だが……

俺が悲鳴を上げるのもおかしいよな。

冷静に分析してみた。


そうだ、とりあえずタオルで下半身は隠そう。

女子って男子の裸見ると悲鳴あげるよな、普通。


なんで、カレンは黙ったまま。立場逆じゃん。


しかも俺のプライベートな領域に入り込むとは、訴えられてもおかしくないんだぞ。


「濡れた髪、いつもよりかっこよく見えるかも」


カレンが言葉を発した。

濡れた髪の男はかっこよさが2割増しっていうけど……?


そーいう問題じゃないだろ。

女子高生の恋は、はしかみたいなもんだよな?

そーいう、一時的な感情で迫られても責任はとれない。


「とにかく服着るから、あっちいってろ」


「裸見ちゃった……」

顔を赤らめた、このいたずら娘。


「見るなよ」

セリフが男女逆じゃないのか??


「一緒にお風呂に入りたいかも」


なぬ???? 爆弾発言。


そんなことしたら俺の体は理性を失うにきまってる。

女と風呂など入ったこともないんだから。

しかも、俺はまだ若い。


「おまえが卒業したら……な」


「約束だよ」


なんとかいたずら娘は出て行ってくれた。

俺は胸をなでおろした。







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