二人きりの夜2 ベッドの上の二人

二人きりという男にとって最高にうれしいけれど……。

なんともおいしいごちそうが目の前にあるが、食べられない状態。


俺は教師。カレンの担任だ。仕事をクビになるのは困る。しかも相手は17歳だ。

俺はまだ犯罪者になりたくはない。

そうだ、早く眠ってしまおう。


俺は風呂から上がり、邪念を払った。

そう、イチ保護者として、あいつを保護している立場ということを俺は肝に銘じた。


俺は髪が濡れたまま、ダッシュで部屋の中に入る。

そしてカギをかけて準備OK。

少しほっとしていた。


振り向くとカレンが部屋にいるではないか!!


「なんで、ここにいる?」


俺は、超絶、驚いた。

こんなに積極的に男の部屋に入ってくる女子がいていいのか?

俺は健康な男だ。

そこのところわかっているのか?


「先生、語り合わない?  せっかくだし」


「語り合うことなどない!!」


強く俺は拒んだ。


「早く、自分の部屋に帰れ」


「別に話すだけなんだからいいでしょ。ケチー」


「二人きりで、誤解されたらまずいだろ」


「誰も見てないし、誤解されることもなにもないよ」


「だいたい、Tシャツ1枚に短パンなんてかっこうで、23歳の男の部屋に入るなんてどうかしているぞ、野咲」


一応、野咲という名字で呼んでみた。

基本学校では名字呼びだ。

家でも下の名前で呼んだことはない。

心の中ではカレン呼びだったけれど……。


「先生のこと信用しているから。男だなんて意識してないし」


「そりゃ、そうだな。うん、当然だ」


その言葉は 妙に説得力があって……。

俺は野咲カレンを意識しすぎていたことに、恥ずかしくなった。



俺もTシャツとスウェットでラフな格好だった。

カレンはブラはしていたが、Tシャツ1枚から長い素足が伸びていた。

短パンは短すぎてTシャツに隠れているようだ。


俺は、美少女とベッドの上でどうでもいい話をしていた。

なんだか気が合う。

一緒にいて波長が合うのだ。




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