15

孤児達がどんどん裕福に


冒険者達は 自分達が命がけで戦って倒した魔物を売って利益を出す孤児達への不満が高まっていた


・・・


そして ついに 冒険者達の我慢の限界が


倒した魔物を放棄しないと言い出したのだ


魔物運びをしている孤児達は困惑した


これではお金を稼ぐことが出来ないと


・・・





俺の屋敷にこの街のギルドマスターが訪ねて来て


冒険者達が魔物を放棄しないと決めたと言ってきた


俺が即答で分かりましたっと言うと


ギルドマスターは驚いた顔で


「ま 待て 条件があるそうなんだ」


俺は


「いえ 言わなくていいですよ 冒険者さん達に 分かりましたと伝えてください」


ギルドマスターは困惑しながらも 話を続けた


「条件を言うぞ 聞いてくれ 魔物運びで出た利益の3割を倒した冒険者に支払ってほしいということだ」


「それは 俺に言わずに 魔物運びをする人に言ってください」


ギルドマスターはため息をつきながら


「君が孤児達に指示を出しているのは誰でも知っているぞ 君に言った方が速いだろ」


「う~ん そうですかね 俺は もうすぐ この街を離れますので 関係ないと思いますよ」


ギルドマスターは困惑しながら


「そ そうなのか そうか はぁ~ そうか 孤児達との交渉になるのか」


ギルドマスターは暗い顔で


「時間を取らせてすまなかったな」っと頭を下げ 屋敷を後にした


横で聞いていたイリスが


「次の街に行くの?」


「そういうことだね ポンテコの街に行こうと思っているんだ」


イリスは納得した顔で


「一番 北の街 他の国とも国境も接してない街ね」


「正解」


俺が街を 国を作ろうとしているのは言ってあるけど 飲み込みが早くて助かる






俺はこの街にある13の孤児院を回り 引っ越すことと 今までのお礼を言って回る


俺は別れのつもりだったのだが


全ての孤児院の院長は


孤児達も連れて行って欲しいとお願いをしてきた


孤児達を幸せにする自信がないと


前の生活に戻すことは可哀想だと


俺が来る前は 朝晩の食事でさえ 少ししか食べれなかったのだと


今は3食食べれて おやつまで食べている


更に お小遣いまで





(う~ん どうしようか)


さすがに千人以上の孤児達の面倒は


更に孤児院に入っていない孤児達も沢山いるのだ


この街の孤児の人数は2千人以上いるのだから




イリスに相談すると


即答で いいんじゃないのっと


あつし様なら可能な数だと


ただし ついてきたい人は 当然 移動費用を自分で払わせないとっと


「孤児達にそんなお金はないんじゃないのか」


「うん だから 借金ね あつし様にね それでも着いてきたい孤児達だけでいいと思う」


(えっ 俺に う~ん 孤児達から)


イリスは笑いながら


「覚悟の問題よ 選ぶのは孤児達の自由 私なら 絶対にあつし様についていくけど」


「う~ん」


「ふっふっ あつし様は言わなくていいよ 私から言うから」


(えっ いいのか?)


(はぁ~ 俺より 10歳のイリスの方がしっかりしているんだよな~)


「どうしたの?」


「イリスがしっかりしすぎて 俺が情けなく感じるな~って思ってただけ」


「えっ あつし様はしっかりしてるよ 私は ずっと 助けてもらってるもん」


「ははは ありがとう 頼りにしてるよ」


「うん」





イリスが昼食の時に孤児達に話を


孤児達は驚いていたそうだが


全員がついてくると


昔に戻りたくないと


・・・





あまりにも人数が多いので ポンテコの街までの馬車を予約して


すぐに馬車に乗れない孤児のために


孤児院の院長達にお金とオークの肉を預けて炊き出しをしてもらうことにした


孤児院に入っていない孤児もいるので 俺が今月末まで借りている土地で孤児達と一緒に炊き出してもらうようにお願いした




引越しの準備を終えて 俺達はポンテコの街へと旅立つことに

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