(あれっ どうして完売?)


俺の取り分は金貨4百枚


イリス達も驚いている


小さな子供が1日 金貨40枚


アオは意味が分かっていないみたいでいつも通り にこにことおやつを食べている


イリスは顔を曇らせ


「あつし様 さすがに貰い過ぎです もう少し減らしてください」


「えっ いや 俺の方が沢山貰ってるから イリスの10倍貰っているんだから それはイリスが受け取っても問題ないんだよ」


「でも」


「いいから イリスが頑張ったからだよ それに 明日も売れるとは限らないんだよ」


「いえ 絶対に売れると思います」


(あれっ?)


「どうして」


「評判がいいんです とても 実は その」


「んっ どうした?」


「は はい もっと欲しいとの声が もっと作って欲しいとの声が多くて」


(えっ ど どうして?)


イリスに話を詳しく聞くと


物凄く便利なのだと


B級回復薬 C級回復薬 D級回復薬が一般的に使われているのだと


その3種類は上級ポーション 中級ポーション 下級ポーションと呼ばれている液体回復薬なのだと


ビンに入っていて 持ち運びに不便 戦闘中に割れてしまうこともあるのだと


一番安い D級回復薬 下級ポーションは金貨1枚で 体力の20%を回復する


俺のF級回復薬は 苦くて5%しか回復しないが 1度に3粒 15%までなら回復出来る


小さな粒でなので かさばらない 壊れないので 携行しやすいのだと 更に値段も安いので文句のつけようがないのだと


(う~ん そうなのか?)


(まあ そう言われると)


(ピンチの時は上級ポーションを使うだろうから それ以外の時なら こまめに飲めていいのかな?)



俺はとりあえず このままで様子を見ることにした


魔物運びの収入は孤児達に全てを還元することに


昼食のオークを食べた後に 前日の魔物運びでプラスになった分だけ おやつを差し入れすることにしている


まあ それでも 俺の収入は1日金貨400枚になってしまったけどね


・・・




お金が出来たので高級な宿に泊まっていたのだが


回復薬も作れる部屋がある屋敷を借りることにした


ギルドで紹介してもらった商人に希望の家賃を聞かれたので


1日の利益の金貨400枚というと


ぎょっとした顔をされてしまった


一ヶ月金貨400枚は貴族でも かなりお金持ちの人しか借りないような屋敷だといわれたが


まあ イリスやアオ達も作業で使うので大きいほうがいいだろう


って 思っていたら 想像以上の豪邸だった


俺が驚いていると


商人は笑いながら


メイドか奴隷がいないと 掃除などは厳しいですよっと


(んっ 奴隷? そうか この国には奴隷制度があるのか)


「掃除は得意」


「アオも掃除する~」


イリスとアオが自信満々に言ってくれたが 2人には回復薬作りがあるからね


商人が


「では 奴隷も見ますか それから決めてもいいのでは?」


(奴隷か う~ん どうなんだろ)


「可愛い子もいますよ」


(えっ そうなのか 奴隷って犯罪者だけじゃないのか)


「どんな人が奴隷になるんですか」


「そうですね まあ 基本は犯罪者ですね それも 重い罪を犯した者です 軽い罪なら奴隷にまではなりませんが 奴隷になると一生奴隷のままですよ」


えっ 一生 奴隷のままなのか


「まあ 全ての奴隷が犯罪者と言う訳ではありません 重犯罪を犯した者の家族が連帯責任で奴隷になることはありますよ」


(えっ 連帯責任で一生奴隷に)


「奴隷と言っても この国の扱いはいい方だと思いますよ 奴隷は魔道具の首輪をつけられ主人に手を出すことが出来ませんが 主人も奴隷に手を出すと犯罪になりますよ 更に奴隷の主人には衣食住の面倒を見る義務がありますからね」


「奴隷に手を出すと犯罪に? どうやって調べるんですか 犯罪奴隷達なら 嘘とか言いそうですが」


「それなら 問題ありませんよ 真実か嘘かを知る魔道具もあるのですよ まあ 真実か嘘の2択しか分かりませんがね」


(なるほど それなら 奴隷も主人を訴えることが出来るのか)


俺は細かいルールを聞きながら 商人についていく


王都のいろんな場所を散策していたのだが


(こんな所に 奴隷市場があったんだ)


高い塀に囲まれて中が見えないようになっている


門をくぐり奴隷市場の中に


そこには沢山の奴隷達が


全員の首に首輪がついているので すぐに奴隷だと判断出来る


商人はすぐに 女性の奴隷のエリアに


全員が薄い服を プロポーションが一目で分かる服装をしている


俺が真っ赤な顔で見ていると


商人が笑いながら では おススメを連れて来ましょうかっと


(え~っと 綺麗な女性を連れて来られても困るんだけど)


「今日は とりあえず 見学で 見て回ってもいいですか」


「もちろんですよ 私はここにいるので ごゆっくり 分からないことや 決まった場合は気軽に言ってください」


俺は1人で見て回ることにした


可愛い女の子も多いが


(奴隷か う~ん 可愛いんだけどね~)


小さな女の子もいる


(こんな子まで 年齢は 7歳か あれっ)


俺が立ち止まり 考えていると


「どうかしましたか 気に入りましたかな」


商人がいきなり 話しかけてきた


「えっ え~っと この ラナって子は そのいくらですか」


「この子でしたら あそこに書いてある値段通りですよ」


(えっ? いいのか?)


(大金貨100枚? 金貨なら500枚ってことだよね?)


「あの 買えますか?」


「もちろんですよ 英雄様なら 税金もかかりませんので 登録さえ済ませれば 一緒に連れて帰ることが出来ますよ」


(そうだ)


「この子は買いますが 他の子も見てもいいですか」


「どうぞ どうぞ ラナ こちらが 英雄のあつし様だ 今日からラナのご主人様になってくれる」


黒髪の可愛い女の子 ラナ 少し怯えた表情で


「ラナです よろしくお願いします 何でも頑張ります」


「え~っと あつしです よろしくね ラナ」


「は はい」


「俺は他の子も見て回るから 少し待っててね」


ラナはコクリと頷き商人の横に






(他には ・・・)


俺は1人1人鑑定をしながら 見て回る


(う~ん 中々いないのか)


・・・


女の子のエリアから男の子のエリアに移動して見ていると


(おっ いた)


8歳の男の子 カイ 青い髪で可愛らしい顔の男の子


・・・




「ラナが金貨500枚 カイが金貨600枚でいいんですね」


「はい 合わせて金貨1100枚ですね」


俺は宿に金貨を取りに戻り 支払いを済ませた





そして 大きな屋敷も借りることにした


ラナとカイは屋敷を見て驚き


「そ 掃除頑張ります」


「僕も頑張ります」


「はは いいよ 2人には やってもらいたいことがあるからね 掃除は孤児達を雇うから」


2人は えっ っと戸惑いの声を


しかし すぐに 頑張りますと





え~っと


考えていると 声が


「「アイテムボックスについて」」


ラナとカイが覚えることの出来る特殊能力について調べることにした

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます