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「あつし 好きだよ」


すずが俺をベットに押し倒してきた


俺の上に覆いかぶさり


微笑みながら


キスを


「へぇ~ あの人が英雄様の」


「そうなんですよ ご主人様はまったく手を出せないんですよ 意気地なしだから すず様から押し倒したんですよ」


「いつもは強がっているだけなのだろうな」


・・・


イリスが フィルが ルシが 俺達を覗いている


全て聞こえているよ


・・・


すずに聞かれたくないことが


・・・


そして


「あつしくん 今日は私の番だけど どうするの」


アオイが部屋に入ってきた


「あつし どういうこと」


「えっ え~っと その」


「あつしくん 3人でするの」


すずは冷たい目で俺をじぃーっと


えっ えっ


アオイはいたずらっぽい顔で


「ねぇ ねぇ どうするの とりあえず脱ぐね」


アオイが服を


「あつし どういうこと アオイさんと寝たの」


「えっ えっ それは」


「ご主人様 私も一緒がいいですか」


「英雄様 私も混ざりましょうか」


「仕方ない 私もいいぞ」


「あつし どういうこと まさか みんなと みんなと付き合っているの」


アオイがにやりと


「あつしくんとは付き合ってませんよ 私はあつしくんの奴隷ですから」


うっ


「あつし」


「えっ その」


「私もご主人様の奴隷ですよ」


「私も英雄様の奴隷ですから気にしないでください」


「私も奴隷にされたぞ」


「あつし 4人も奴隷を」


「えっ」


「違いますよ ねぇ ご主人様」


「えっ うん」


「冗談なの」


「えっ」


「あつしくん 4人じゃなくて 5人だよね」


うっ


「あつし」


「あっ そうだ 王都に攻め込んでいるんだろ 俺達も行かないと」


「あつし 今はそんなこと どうでもいいでしょ」


まあ そうだけど


「でも ほら 最後の戦いだろ すずも英雄としてね それにアカリとハルトも向かっているって言ってただろ 俺達も そろそろ出発しないとね」


「私のこと 好きなのよね」


「う うん」


「まあいいわ さっさと魔王を倒して 話の続きをするわよ」


「う うん」


・・・


助かったのか


・・・


誤魔化すために 魔王と戦おうかな


・・・







俺達は人族の王都へと向かう


・・・


沢山の死体が


・・・


天使達の死体が


・・・





逃げ惑っていたのだろうか


武器も持たずに 後ろから斬りつけられている


・・・


蹂躙されたのだろう


・・・


魔族の死体はない


全てが天使達の死体だった


・・・




天使とは才能溢れる神の使い達


・・・


だが フィムがそうだったように


・・・


地上に現れた天使達のレベルは1


魔族に敵うはずがなかったのだ


召喚されて


蹂躙されて殺されただけ


・・・







俺達が城に乗り込むと


王は魔族に取り囲まれ呆然としていた


何が起こったのか 理解出来ていないように


・・・


イリスの顔を見た王はようやく正気を取り戻し


「イリス 助けてくれ」っと


しかし


イリスは首を横に振った


・・・


「イリス よいのだな」


ルシの問いに イリスはコクリと頷いた


ルシは王の前に


王は呟いた


「ま 魔王」


「ふん それは すぐに変わる」


「なっ 何を」


「ざしゅっ」


ルシは王の首を斬りおとした


・・・


終わったのか


・・・


魔王?


・・・


う~ん 魔王?


・・・


ルシが


・・・


「ルシ ルシって魔王なのか」


「ふん 違うぞ 私は神だ」


えっ えっ

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