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転生7日目


兎の魔物を倒しに来る人は少ない


レベルの低い人では倒せない魔物


レベルの高い人には経験値が少なくレベル上げにならない魔物


ギルドで討伐依頼がないかぎり 倒しにくる人は少ないのだ


俺は槍で


すずは杖で


兎の魔物を倒していく





転生者には特殊な能力がある


それはアイテムボックス


転生者にしかない特殊な能力


特殊な空間に無限に収納出来て 収納した物は好きな時に移動した後でも出すことが出来る


しかも 収納した物は時間が経過しないのだ


つまり 熱い物を入れると 熱いままで 冷たい物を入れると冷たいまま 腐ることがない


生物を入れることは出来ないが 死んだ魔物は入れることが出来る


食料となる兎の魔物を沢山倒して入れておけば 飢えることがなくなるのだ


・・・


魔物は無限に発生する


沢山倒しても 喜ばれることはあっても苦情をいう人はいない


この世界は魔物に溢れている


魔王を倒さないかぎり魔物はいなくなることはないそうだ


人々が王都や街の外に安全に出ることの出来ない世界なのだ


・・・








王都に帰り 兎の魔物は孤児院で解体してもらうことにした


兎の魔物は肉だけでなく毛皮にも価値がある 毛皮と肉を合わせて3000エンで売ることが出来る


俺達が必要なのは肉のみ


解体の費用として 毛皮を孤児院に


孤児院に兎の魔物の肉を寄付することも考えたのだが


高級な肉より お金になる毛皮の方がありがたいらしい


高級な肉を食べるより 安い食べ物を沢山買って食べる方がありがたいようだ


・・・


俺は それを鵜呑みにして 全てを収納しようとしていたのだが


すずが 料理を教えて欲しいとお願いして


沢山の兎の魔物の肉料理を一緒に作って 子供達と皆で食べることになった


・・・

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