転生者は1つの世界から1人だけ


2人が同じ世界から来ることはない


例外はなかった


・・・


俺達は


・・・


例外ではないのか


・・・


なら 俺達は


・・・


俺とすずは


・・・


だとしたら


・・・






「どうしたの」


「えっ えっ すず」


すずが また背中から抱きついてきた


「お祝いの宴を開いてくれるのよ 後2時間くらいだからね ふっふっ 私はドレスを着るけど あつしは」


「えっ え~っと それより」


「んっ」


「すず 入学式の朝のことなんだけど 覚えているかな」


「転生したこと」


「いや あれっ 転生」


「どうしたの」


「いま 転移じゃなくて 転生って」


「そうよ 私達は転生したのよ 15歳だったから 同じ15歳だけどね」


あっ そうなのか


「で 入学式の朝のことだけど 家の前の」


「えっ イオリと3人で登校したこと」


「えっ 3人で」


「覚えてないの」


「俺が その」


「んっ」


「俺が告白したこと覚えている」


「えっ えっ 嘘 されてないわよ」


「やっぱり」


「えっ したの」


「うん」


「えっ 私は ・・・ なんて」


「え~っと その ゴメンなさいって」


「あつし」


「何」


「もう一度して」


「えっ」


「もう一度」


「お 俺は 俺はすずのことが好きだ 付き合って欲しい」


あっ


すずは俺の唇に


すずの唇を


俺をぎゅっと抱きしめてきた


・・・


すずは


・・・


泣いていた


・・・


そして


・・・


話を


・・・


私は余命半年だったと


・・・


転生して助かったのだと


・・・


生まれ変わったのかな どうなのか分からないけど


・・・


それに 告白されてないよ っと


・・・


俺はすずに話を


転生者は1つの世界で1人だけだと


俺とすずは違う世界の転生者だと


・・・


すずは微笑み


・・・


どっちの世界の私も


・・・


あつしのことを愛していたと


・・・





お城の中は大騒ぎに


・・・


主役の2人が


・・・








ねぇ あつし



良かったの


良かったよ


もう 宴を出なかったことよ


ああ そうだね 謝ればいいよ


ふっふっ そうね 一緒にね




すずと何度もキスを


・・・


お城を抜け出し 王都の宿で


・・・


俺とすずは


・・・


俺は全てを話した


・・・


すずは笑いながら許してくれた


・・・


動く時の中で すずと何度もキスを


・・・


何度も


・・・

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