第14話 その気持ちは……

「お待ちしておりました」


 そう告げたのは漆黒の修道服に身を包む銀髪の女性だった。

 グラスの方をちらりと見てから少し笑みを浮かべると、そのまま告げる。


「まだ信じられませんね。その少女がこのダンジョンによって生み出された存在だなんて。でも、マリ様の魔力を受けて生まれているのは確かですね」


 彼女、レファエナにも魔力の波長を見る力がある。それによって私の中に流れる魔力の波長とグラスの波長が似ているといったに違いない。


「彼女のようにダンジョンではこうして亜人デミレントがよく生まれるんですかね?」


「それはまだ何とも言えないわ。でもこうして生まれて事実は変わらないから、もしかしたら、今後もグラスのように生まれ落ちる可能性は高いと想うわ」


「そうですか……」


「ところで――」


「はい」


「どうしてレファエナが私の自室に居るのかしら?」


 真意を衝く私の質問に、彼女は微塵も動揺の色を見せずに答える。


「マリ様に会いたかったからです」


 淀みないその回答に私は呆れを隠せないでいる。


「そう。私に会いたいのはわかったけれど、勝手に主の部屋に入って私の帰りを待つのはあまり感心しないわね」


 主の寝室に無断で入るなんて常識的に駄目だろう。

 彼女のことだ。そういうことは無論理解していると思っていたのに。

 すこし考えを改めた方がよさそうかしら。


「……っ!」


 少しの間をおいて、彼女ははたと表情を強張らせ、その場で膝を折った。


「申し訳ございませんでした! このレファエナ。マリ様の忠実な配下でありながら、思慮に欠けた行動をとってしまいました! 深く反省申し上げます!」


 どうしたのだろう。先ほどとは打って変わって焦った顔をして。

 こうも素直に謝られるとなんだか悪い気がしてしまう。


「ま、いいわ。それより、少し手伝ってもらえるかしら?」


 小首をかしげるレファエナ。


「丁度衣裳部屋に居ることだし、この子に合う服を探し出してくれないかしら? この中から私ひとりで探し出すのは少し大変だから手伝ってほしいのよ」


「かしこまりました!」


 そして、大量にある服の中からグラスに合った服をレファエナと手分けして探した。

 少しの時間を経て、漸く見つけ出すことができけれど、その結果はあまり芳しくなかった。


「やっぱり少し大きいかしら?」


 見つけ出せた服はまだグラスには大きいものばかりだった。

 それでもまだ先ほどまで着ていた服よりかは幾分マシになったに違いない。

 その証拠にグラスは満面の笑みを浮かべて喜んでいる。

 服のセンスは……及第点といたところかな。

 正直かわいい子に何を着せてもそれなりに可愛く感じるものだから問題はない。

 ……たぶん。


「マリ様、少しよろしいでしょうか?」


 グラスの服装についてぶつぶつと思っていると、レファエナが表情を硬くして云う。


「分かったわ。それなら向こうの部屋で話しましょう」


 そういって私たちは隣の寝室へ移動すると、窓際に置かれているテーブルに着いた。以前彼女と夜話をしたときに用意したテーブルセットだ。椅子が一つ足りなかったので管理ボードで直ぐに追加した。

 三人が向かい合う形で座ったものの、直ぐにグラスがぐずり出したので、彼女は私の直ぐ横に座らせた。椅子同士が抱き合う形で横並びになり、私の腕に頭をちょこんと乗せて小さなハミングを奏でながら大人しくなったグラスを見て、私はレファエナに視線を移す。


「それで?」


 ちらりとグラスをみてからレファエナは話す。


「そちらの魔物。今後、同じようにこのダンジョンから再びそのような存在が生み出されるとするならば、マリ様はどのようにされていくのでしょうか? 今回のようにすべてを保護されるおつもりですか? どれくらい発生するかわからない存在を際限なく永久に」


「それはまだわからないわ。ただ言えるのは、現段階ではまだ保護していくつもりよ。意思のある者を野蛮な魔物の巣の中に置き去りにはできないわ。この子が私たちにとって害悪になり得る存在かどうかわかるまではね」


 こんな無垢な少女が私たちの害悪になるなんて到底思わないけれど、ここは私の常識が通じるようなところじゃないからね。何が起きても可笑はしくない。

 私と目が合うだけで無邪気に笑う少女に、胸を締め付けられる。


「ママッ!」


「よしよし」


 少女の頭を優しく撫でる


「それともう一つ。今後の方針の一つにある、魔王テステニア・ハーマインとの邂逅はいつごろ検討されているのかお聞きしても?」


「確か、森に住んでいるっていう魔王ね……。一応は考えていたけれど、少しごたついていたせいで忘れていたわ。例の件も踏まえると早々に他の魔王との同盟に動い当た方がよさそうね」


 今までは敵となりうる存在は光側の勢力だけだったけれど、そこに新たに加わった龍種。私の配下を下した正体不明の少年をなりをした化け物。

 不明慮な脅威を抱えながらこのままでいるわけにはいかない。

 私や、私の作り上げたものすべてを護るために、私は次の手を打たなければいけないのだ。


「ヒーセント様から聞いていた内容を整理すると、この大陸の南東に位置する大森林の奥地にその身を隠しているらしいわね。勢力としてはそれほど多くはないみたいだけれど、質で言うと大分高いらしいわ」


「とは言いましても、私たちと比べいったいどれほどか……」


 私的には、自慢の配下を上回ってほしいと思う反面、そうあってほしくもないという二律背反な思いがある。

 何せ、身を護るための同盟なのだ。

 同盟相手も相応に強くいてほしい。けれど、強すぎてもかえって脅威になってしまったり、抑え込めない要因になり得てしまうのも危惧してしまう。

 とはいっても、まずは同盟。同じ勢力同士の内戦だけは避けたい。ただでさえ、均衡が崩れているとされる勢力なのに、それをさらに崩しては勝てる可能性のある戦いも負けてしまう。

 ……いまは一先ず、勢力の安定を図るのが先決よね。

 優先順位は同盟の締結。

 勢力強化はそのあと考えればいい。


「強さは二の次にしましょう。今は同じ魔王同士、一枚岩になる必要があるわ。それぞれの魔王の強さなんて皆目見当がつかないけれど、今まで生き残ってこられたくらいには強いんじゃない?」


私の知らない古の大戦や、勇者や光側との抗争。

まだ誰からもその話を聞いていないので、どれほどのものだったかはわからないけれど、そういった厳しい戦いを生き残ってくるほどには強いと思う。


「信じがたいですね」


「事実だもの。それよりも、魔王テステニア様のところに近々誰かを送ろうと思うわ。今空いている者の中で適した者はいるかしら?」


「そうですね……。こういう時は大抵レイに任せていらしたかと思いますが、今回はそうはされないのですか?」


「毎回彼女に任せていては彼女の負担が大きいと思うのよね」


「ではロローナやキーナはいかがですか?」


「キーナには今、少し別の任を任せているのよね。ロローナにもこの後別の任を任せるつもりだから無理ね」


 外界派遣組にはいつも大変仕事を振ってしまって申し訳ないけれど、今回も彼女たちには忙しくさせてしまう。

 となると、現状空いているのは情報収集係のコーネリア、ディアータの二人だけとなる。

 アカギリやカレイドもいるけれど、彼女たちにはまだここで療養してもらわないといけないから今回の件は除外対象だ。


「つまるところ、適任者がいないということでしょうか?」


「そうね。どうしようかしら……?」


 静かな沈黙が流れ、グラスが私の服の裾を引っ張って笑顔を向けてくる。


「……それでしたら――」


 レファエナはまたも無表情に云う。


「守護者を使うのはどうでしょうか?」


「守護者を? でも、それは少し……」


「確かに危険はあるかもしれません。ですが、このダンジョンの防衛は今や昔と比べて格段に向上していると思います。マリ様が日々ダンジョン管理を行っているお陰で、階層内に出現する魔物の選定も一通り済んでいるようですし、有事の際に対処できる者がこの街には沢山います。守護者の一人や二人が抜けたところで崩壊するほどやわではないかと思います。……いかがでしょうか?」


 彼女の云うとおり、今このダンジョンの防衛戦力は十二分に揃っていると思う。一時的とはいえカレイドやアカギリ、コーネリアやディアータもいる。

 何かあっても対処できるだろう。

 それに既に守護者を外界へ派遣してしまったという過去がある。

 何を隠そう、それこそが眼前で真っすぐ私を見つめるレファエナなのだ。

 彼女もまたそれを理解した上でこれを提案してきたに違いない。

 まあ、守護者の中には外界へ出てみたいという声がちらほら聞こえてはいた。

 正直なところ、私自身もそろそろいいのではないかと思い始めていた。

 無理にストッパーをかける必要もない気がする。

 ここでまた渋り、守護者ではない他の誰かを当てがるのに、私はまた頭を悩ませる上に、最悪、また別の配下を生み出しかねないだろう。

 今後、街の発展に配下の増員は欠かせないのは確かだけれど、それはいまではない。だったら、やはりここは素直になるのが一番。


「分かったわ。レファエナの意見を聞くことにするわ」


「ありがたき幸せです」


「じゃあ、魔王テステニア様のところへは貴女が行くということでいいわね?」


「いえ。私はここで守護者としての責を全う致します」


「へ?」


 慮外な返答に私は変な声を零してしまった。


「いかないの? さっきの話からするに、レファエナが行くのだとばかり思っていたわ」


「いえ、あくまで私は一つの案を提示しただけです。既に私は守護者という身でありながら、マリ様の温情により一度外界へ出ております。私ばかり特別扱いをされては他の物の不満を募らせてしまうかもしれませんので、今回は是非別の者にその任を与えてください」


「そういうことだったのね。わかったわ。そいうことなら別の者にそれは任せるとするわ。ところで、レファエナから見て守護者の中で適任者は誰だともう?」


 少し考え込むもすぐに回答をくれた。


「オーリエとかいかがでしょうか?」


「オーリエ? どうして?」


「彼女は石目蛇の頭メデューサです。彼女の瞳には幻を看破する力があります。幻惑の魔法なんかも彼女の瞳にはないのも同然です。聞くに、大森林では身を隠すために魔王テステニア様が幻惑魔法などによって結界を張っているため、普通の者は森で迷子になるだけだそうです。そのため、私や他の者が行っても、惑わされて終わってしまう恐れがります。ですので、耐性のあるオーリエこそが最も適任かと思います。いかがでしょうか?」


「なるほどね。確かにそれなら適任かもしれないわね」


 とはいえ、彼女は非常に臆病な性格をしている。

 私が生み出した配下の中で一番といっていいほどに、彼女は小心者だ。

 非常に優しい心を持っているけれど、優しすぎるが故の反動だろう。

 果たして、私の頼みを聞いてくれるだろうか……。


「不安ですか?」


 不意にレファエナがそう訊いてくる。


「顔に出ていたかしら?」


「そういうわけではないですが、少し魔力の乱れを感じましたので」


「そんなことまでわかるの?」


 私はここ最近、配下の前ではあまり不安要因があっても表情に出さないようにしていた。昔の私ならすぐに顔に出していただろうことだけど、今は私を慕う者たちが大勢いる。そんな彼女らの前で、主である私が不安を仰ぐことをしてしまっては立つ瀬がない。

 せめて彼女のらの前だけでも私は私じゃなく、魔王として凛としていなければいけない。

 そう決めたからこそ、今日日、極力平静を装ってきていたけれど、表情以外にも内情を悟られてしまうものなのね。

 魔力の繊細なコントロールも学ぶ必要があるわ。


「注力してみれば判断できます」


「そう……。この件について、オーリエが快く承諾してくれるか少しだけ心配でね」


「それについては問題ないかと思います。彼女もまた外界へ思いを馳せる配下の一人です。その心は非常に臆病な性格をしていますが、任ともなれば確り熟すのが守護者である彼女の本質です」


「なるほどね。わかったわ。なら彼女には今日にでも連絡して――」


 コトッ。


 右腕に小さな重みを感じてふと見やると、瞼を下ろして静かに寝息をたてるグラスが凭れ掛かっていた。


「あら、寝てしまったみたいね」


 私は彼女を起こさないように静かに椅子から立つと、グラスを抱きかかえて寝台へと向かう。

 メイドたちによって綺麗にされたシーツの上に彼女の体をゆっくりと乗せる。

 沈むシーツに集まる皺。

 包まれるようにして寝台で横になるグラスは何とも可愛らしいものだった。

 ずっと見ていられそうな寝顔だったけど、私は一旦席に戻ることにした。


「どうやら私とレファエナの話が長かったみたいね」


「まだ生まれたばかりで、色々なことが起きたから、疲れたのかもしれません」


「そうね」


「……マリ様。先ほどは大変失礼いたしました」


「どうしたの急に?」


 深々と頭を下げるレファエナ。


「マリ様の寝室に勝手に入ってしまったこと、今でも反省しております」


「ああ、そのこと? 別にいいわよ。正直全然気にしていなから」


「そうは言いましても、主の寝室に無断で侵入するのは忠誠を裏切る行為に思われかねないものでした」


「そこまで理解しているのならなんでしたのよ? もしかしてお酒でも飲んでいたの?」 


「……いえ。ただ……」


 視線を私から、その奥へと向ける彼女。その視線の先に何があるのか見なくてもわかる。


「彼女を見ていると、胸の奥が酷く居心地が悪かったのです。晴れない、もやもやとした気分になり、マリ様に会いたい気持ちが徐々に高まっていき、気が付けば寝室に足を運んでしまっていました」


「……」


「彼女がマリ様のことを母と呼んだ時、形容しがたい気持ちが湧きました」


「レファエナ、それって……」


「この気持ちは……嫉妬、だともいます。私は、ただの少女にみっともなく嫉妬してしまったのです。それを理解した時、ふと我に返り自身の犯した過ちに血の気が引いてしまいました。たった一度の過ちで、私のマリ様に対する忠誠の想いに傷がついてしまったようで、酷く後悔しています」


「……レファエナは少し考えが堅いと思うのよね。そんなことで貴方への信頼を損なうなんてことはないし、その思いを素直に話してくれたことで、十分な埋め合わせになっていると思うわ」


「……そういっていただけるだけで、私は幸せです」


「嫉妬なんて誰だってするわ。私だってするもの。だから気にしなくていいわ」


「……はい」


 再度深々と頭を下げるレファエナ。

 数秒して顔をあげた彼女に、私は表情を一変させて訊く。


「ところで、あなたの真意は何かしら?」


 私は口元を吊り上げる。


 あの時、救援要請が出た時、その場の対処として最も戦闘能力の高い者に救援の任を任せようと思っていたけれど、あの場でそんな私の考えを掻き消すほどに必死になって名乗りを上げていたのが何を隠そう、目の前に居るレファエナなのだ。

 当初、守護階層が下層のアルトリアスに頼もうと思っていたけれど、そんな考えを言う前に、彼女が誰よりも早くその任を任せてもらいたいと申し出た。


 そんな彼女がよ?


 今回の件でこんなにあっさりその身を引くなんて全く持っておかしな話よね?


 これには何かしらの意図があるに違いない。

 そう私は思う。

 だからこうして問いただそうとしている。

 今の彼女なら自身の行いに反省の色を示しているはず。

 私の質問にもきっと素直に答えるだろう。


「外界へ出れる貴重な役割。しかも次なる魔王との同盟に繋がる重要な役目。私が云うのもあれだけれど、私の評価にすごく関わる様な案件なのに、わざわざ他の者にその役目を譲るなんて。私の知っているレファエナらしくない気がするのよね?」


「そんなことはございません。先ほどもお伝えしたとおり、私には幻惑を解く術を持ち合わせていないのです。私の意思は私のエゴを貫くことではありません。マリ様の目指す未来を拓くためのものです。ですので、私の我儘を通すよりも、今回の任に適した者を推すことこそが、私の心からの想いなのです」


 真っすぐに私を見つめる彼女の瞳は非常に美しい。

 まるで嘘のない潔白の瞳。

 無表情だからこそ、その言葉の真偽が不明慮になる。

 彼女の言葉が嘘か誠か……。

 私の勘が正しいのか。

 その答えに私は導く方法を知っている。


「そうよね。私の勘違いだったわね。ごめんなさい」


 私はすっと席を立つと、静かにレファエナの後ろに回り込み、そっとその耳元で囁く。

 するとレファエナは立ち上がり頭を下げた。

 ここにきて一番深いものだった。


 レファエナは頭を下げたまま、自白剤を飲まされた罪人のようにつらつらと真実を零していく。


 悪女と名高い彼女を自白させる手段を持つ私も、彼女同様に十分な悪女になり得るかもしれないわね。


 どうやら彼女の真意はやはり別にあったようだ。

 適任者を選出し、その者に外界での仕事を任せて、自身はダンジョンでゆっくりと私と過ごせる時間を増やしたいとのことだった。

 前回の外出で、ダンジョンから離れるという危険性、つまりは私と物理的な距離を置くことに危機感を覚えたという。一刻も早く仕事を終わらせて帰りたい気持ちが大きかったらしい。

 正直なところ、その話を聞いて、理解に苦しむものだったけれど、とりあえず納得しておく。


「申し訳ございませんでした!」


「いいわ」


「……あの?」


「ん?」


 物欲しそうな目で私を見つめるレファエナ。


「その……先ほどのことですが、正直に話したので……」


「そうね。……どうしようかしら?」


「ま、マリ様!?」


「嘘よ。そんなに必死にならなくても」


「では……いいということですか?」


「レファエナ……」


 私は彼女に歩み寄り、彼女の方へ両手を伸ばす。

 そして、彼女の肩の奥へ腕が回り、彼女を包み込むように身を寄せると、私は静かに目を瞑った。


 レファエナの吐息が聞える。


 直ぐ近くで彼女を感じる。


 次第にその距離が近づくのがわかる。


「マリ様……」


 レファエナの震える声が届いた時、それにかぶせるようにコンコンと扉をノックされた。


「失礼します。マリ様、ハルメナがなかなか元に戻らないのでどうにかしてほしいのですが――ッ!」


 視線を向けると、そこには吃驚に目を見開き今にも憤慨しそうなアルトリアスと、呆れ顔を向けるサロメリア。あまりの光景に手で両目を覆うも頭の蛇たちは確りと目に焼き付けているオーリエがいた。




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