ただでさえカオスな異世界に超因果な魔法少女とか魔法生物とかを参戦させるなんて一体この世界はどこに向かっているのだろうか?

 異世界生活五十六日目 場所ソプラノの町、宿屋 青い薔薇


 アイリスを連れて宿に入る。宿に泊まっていた客が嫉妬の篭った視線と宿の仲居が困惑の視線を向けてきたが、気にしない。それどころじゃないし。


「仲居さん。多分二人? 宿泊? 日数は聞いてないけど」


『やれやれ……一日でいいリプ。そんなに迷惑を掛ける訳にはいかないリプ』


 謙虚なマスコット? クリプは一日でいいと言ってくれたので、一日分の宿代を支払う。


「あの、お客様? お客様はお泊りになられなくてもよろしいのでしょうか?」


 名簿を確認した仲居が不思議そうに尋ねてくる……ちっ、気づかれたか。

 最初の時は分からないようにわざと一人分足りないように部屋を取ったんだけどな。


「そういえば、草子さん用の部屋を取ってませんね」


「まあ、今回ここには泊まらないからね。いや、別にこの宿がどうとかって訳じゃないよ。進めないといけないプロジェクト? があるから、しばらくの間はその研究施設兼家? で作業をしようと思って」


 極秘プロジェクトの話はできればしたくなかった。……コイツら、興味本位でついてきそうだし。


「草子君、もしかしてカオスに定住するつもりなの?」


「まさか? いずれは帰るとしても、それまでの生活の向上を図らなくていいという訳にはいかないだろう? 健康的で文化的な生活を送りたいんだよ」


 それに、色々と試してみたいこともあるし。手漉き和紙とかも作ってみたいからね……生産系のスキルとかTITLEとか増えそうだ。【農家】とか? 村人とか農民とかにーとのせいで消えた職業が再来か……いらねえな!!


「あと、この変態魔法少女が起きたら事情聴取取りたいから部屋一つ貸してくれない? あっ、カツ丼はこっちで用意するから大丈夫だよ? お金は別で渡すし」


「……あの、頼まれてもカツ丼用意できませんよ。そもそも何か分かりませんし。料理、ですよね? ……分かりました。大部屋を一つお貸しします。代金は結構です」


 交渉成立? 話術系のスキルが効果を発揮しているのだろうか? ぼっちでも異性と会話できるようになるのは異世界クオリティなのかもしれない。


「あっ、草子君。戻ってきていたのですね」


 あっ、ロゼッタだ。隣にはイセルガの姿もある。

 ……というか、イセルガ君、大丈夫かね? 顔が引き攣っているよ?


「草子様を殺せば、あの呪いは消えるのですか?」


「いや、消えねえよ。あれは、俺とは無関係に発動するようにプログラミングしたし。まあ、諦め給え、イセルガ君」


「……ああ、目の前にあんなに可憐な少女がいるのに、触れないなんて」


「おーい、イセルガ君。女子達と仲居さんと一般客がドン引きしているぞー。……まあ、そこで浮いてる魔法少女もかなり危険度お高めの変態だし? 別に咎める権利は無いと思うけど」


「……草子君、草子君。爆弾、いる?」


「……BLの同志、草子さん! 今こそ、BLを広める時です!」


 そして、変態に共鳴して湧いてくる変態……なんなんだ、お前ら!!


「あのさ、このタイミングで変態発言するって、もしかして変態って罵られたいの? そういう性癖なの? 新しい扉開いたの? それ、もう別の性癖だよ、ドMっていうんだよ。ロゼッタ様と相性良さそうじゃん、一度調教してもらったら?」


「んにゃ!!」


 そこで話題にされると思っていなかったロゼッタは奇妙な声を上げた……うん、可愛い。以上。


「そういうことじゃないですよ、草子さん。なんだか最近、私があんまりBL、BL言ってないから、キャラが薄れてきているなって」


「……いや、まともな方が絶対いいんだけど。いっそこのままBL狂やめたら? きっとモテるよ。リーファさんって見た目だけは超絶美少女だし」


「……草子さん。褒め言葉が見た目だけって単語のせいで台無しです。……いえ、ちゃんと布教はしているんですよ! 私、気づいたんです。やたらめったら布教をしたところで引っかかる人なんてごく少数……ほとんどは白い目を向けてくるって。ですから、BLに興味がありそうな同志をピンポイントで勧誘しているんです。エリシェラ学園の貴族令嬢の約三割が、現在私の薄い本の顧客になっています」


 ……マジか。エリシェラ学園も地に堕ちた? いや、別に他人の趣味をとやかく言う必要もないし、BLが別に悪い文化という訳でもないから、別に問題ない? 迷惑もかけてなさそうだし、このまま放置でいいか?


「聖さんの方は?」


「なんか最近爆弾使ってないなって。久々に【幽体離脱】して驚かせに行こうかな? って」


「……聖さん。他人に迷惑を掛けるのはやめなさい。じゃないと、イセルガみたいに迷惑掛けると死ぬ呪い、掛けるよ?」


「ごめんなさい、草子君。やらないから! だから呪いを掛けるのやめてー!!」


 元幽霊が呪いを怖がるなんて……立場逆転している気がするけど、まあいっか。


「……あの、草子君。私もキャラ付けした方がいいのでしょうか?」


「ロゼッタ様は自然体のままでお願いします。これ以上、まともじゃないキャラが増えると大変です。そもそも俺は自分の変態性だけで精一杯なので」


 ロゼッタが完全にドS化したら、パーティのカオス度がやばいことになる。これ以上は、無理だ。ロゼッタにはお淑やかでいてもらわないとね。


『君達って、本当に見ていて飽きないね』


「……褒め言葉として受け取っておくよ。だけど、そんなに余裕そうで大丈夫なのかい? 今から事情を聞くのはアイリスだけじゃない、お前もなんだけど。特に、お前の方は念入りに聞くよ?」


『やれやれ……お手柔らかに頼むよ』


 白崎達にクリプとアイリスのことは任せて、俺は〝移動門ゲート〟を発動してエリシェラ学園の食堂に向かった。やっぱり、事情聴取といえばカツ丼じゃん……まあ、実際は取調室でカツ丼の出前は取れないんだけど。



「はい、ご注文のカツ丼です? ってセルフで用意したから誰からも注文されていないんだけど。あえて言うなら俺が注文で俺が運んだ?」


 クリプと目を覚ましたアイリスと目の前に置く。

 アイリスの方は興味津々にカツ丼を見ていたが、クリプの方はそれほど驚いていないようだ。


『カツ丼リプ。これ、美味しいんだリプ! 昔、契約者の魔法少女に食べさせてもらったことがあるリプ』


 ……やっぱり、クリプは知っていたか。しかし、そのリプって語尾は猫被っている時にしかつかないんだな。


「まず、長引かない方から始めるか。えっと、アイリス=メージュネルトだったっけ? 君をこの部屋に連れてきたのは他でもない、君に君のやっている行為が明らかに変態のものであることを理解してもらいたいからだ。……実際、あの時の白崎さん。めっちゃ怯えてたよ」


「ちょっとびっくりしただけだよ。……ごめん、本当は身の危険を感じた」


「と、白崎証人が申しております。……えっと、俺の脳内略式裁判では満場一致でGuilty!! イセルガに掛けたのと同じ呪いを掛けるべきだって判決が出てんだけど、どうする? 弁解するなら今しかないよ」


「……私は悪くないわよ。もし、目の前に艶やかな髪があったら触ったり味わいたくなるのが普通でしょ!?」


「それが、普通な訳ねえだろ! そこに可愛い女の子がいたら食べてもいいよね? って自論を振りかざすイセルガと同レベルじゃねえか!!」


「……えっ、なにそれ怖い。可愛い女の子を食べるって、犯罪だよ。というか、殺人?」


「心外です、草子様。私をこの髪の毛フェチと同列に扱うのは。……見た目は可愛い女の子ですが、中身はダメですね。中身をdeleteして外見だけ人形として可愛がってあげましょう」


 ……同じレベルの変態でも相容れないようだ。ねえ、知ってる? 第三者から見ればどっちも同じ変態なんだよ?


「悪怯れることなく逆ギレ……と。なんで変態ってみんな自分は正当だって思っているのかね? 全く、理解に苦しむよ」


「ねえ、草子君。貴方は本好きを拗らせた変態なのだから、あんまり人のこととやかく言えないと思うよ」


 (元)自称美少女幽霊爆弾魔は、俺を常識のない変態と同列に括りたいらしいが、残念だったな。俺は自分が変態であることを自覚し、極力迷惑を掛けないように生きるタイプの変態だ。一緒にしてもらっては困る。


「弁護人、クリプ。貴方から何かありますか?」


『特にないリプ』


「クリプ、酷くない!? ここは私の無実を証明する展開でしょ!」


「えー、揉めるのは後にしてください。判決を言い渡します。アイリス=メージュネルト、貴女を〝ルール・オブ・アブソリュート〟の刑に処す。今後、他人に対し危機感を覚えさせるような変態的行動――要するに合意無しに襲う行動をとった場合、さっきの魔法が発動するように契約を組み込むんで、とっとと契約書にサインしてくれ」


 【智慧ヲ窮メシ者】を使用して、無詠唱で【契約魔法】を発動する。

 そして、生み出した契約書とボールペンをアイリスの前に置いた。


 アイリスは暫く逡巡していたが、観念したのかボールペンを走らせサインを書き、血判を押した。


『……しかし、そんな契約で良かったリプ? 髪の毛フェチの変態にダメージを与えるなら、二度と他人の髪の毛を触らなくするとかした方が絶対にいいリプ』


「クリプの言うことはごもっともだけど、そうなると魔法少女アイリスが戦えなくなるだろう? 流石にそこまで酷いことはしねえよ」


「……草子様、破ると心臓を潰される契約は酷くはないのですが」


「何か言ったかね、イセルガ君?」


「いえ、なんでもございません」


 イセルガは白崎達に救援を求める視線を向けたが、誰もそれに応じようとはしなかった。やっぱり、人望ねえな、イセルガ。


「よしこれで問題なし、と。アイリスさん、これからは変態行動を慎むように。さてと、待たせたね、クリプ。お前のことを聞かせてもらおっか」


『……一つお願いを聞いて欲しいリプ。アイリスを部屋から出してリプ!!』


「アイリスには聞かれたくないってことか。もしかして、騙して魔法少女にしたの?」


「……ねえ、クリプ。貴方は、絶望のどん底にいた私を救ってくれた。ひとりぼっちになった私の側にいてくれた……草子さん、クリプの名誉を傷つけるというのであれば、私は許しません!!」


 水晶玉を持ち、臨戦態勢を整えるアイリス。

 その動きを制したのは、クリプだった。


『分かったリプ。……正直に話すよ。アイリス、捉えようによっては僕は今まで君を騙していたことになる。そのことを知られて、幻滅されたくなかったからずっと黙っていたんだ』


「……クリプ」


『……改めて、僕はクリプティッド。この世界とは位相の違う世界に存在する情報生命体――情報思念体フリズスキャールヴの端末だ』


「……たく、情●統合思念体のマブダチかよ。どんだけ、カオスにすれば気がすむんだ?」


『……その情●統合思念体というのはよく分からないけど……ああ、あれか。思い出したよ。アニメ好きの魔法少女が見ていたアニメの中にそんなのが出てくるのがあったな。まあ、似たようなものだと思ってくれていいよ。……情報思念体フリズスキャールヴ――長いからフリズスキャールヴでいいか――は、自己でエネルギーを発生させる術を持たなかった。そこで、僕らは外部からエネルギーを取り込むことにした。まあ、君達人間も外部からエネルギーを取り込んでいるところは共通すると思うけど』


「ああ。食事によるエネルギー補給と、酸素を用いたadenosine triphosphateの合成だな?」


『さあ、そこまで深くは知らないけど。……それで、当初僕達は星そのものからエネルギーを得ようとした。だけど、そうするとそこそこのエネルギーを得ることはできるんだけど、星そのものの命も奪うことになるから効率は遥かに悪い。エントロピーの増大則にもあるように、エネルギーは時間経過と共に変化、二度ともとのエネルギーには戻らない。総量は同じでも使えないエネルギーになってしまっていては意味がないからね。……つまり、絶えずエネルギーを外部から補給しないといけないってことだよ。……だけど、この方法だといずれ宇宙そのものが枯れ果てる。だから、僕達はエネルギーを生み出す永久機関を求めた。そして、完成したのが魔法少女だってことさ』


 なるほど、目的に多少の誤差はあるが、基本的にはキュ●べえと同じだな。

 しかし、目的が永久機関とは。……魔女化したらそれで終わりじゃねえの? まさかの救済ナッシング!? こいつらはキュ●べえ以上にブラックなのだろうか?


『魔法少女がエネルギーを発生させるのには二つのパターンがある。一つは、願いを叶えて魔法少女になった瞬間。そして、もう一つは急激な感情の変化――それを、僕は光堕ちや闇堕ちと呼んでいる。僕らは魔法少女の心を闇に落とし、それを別の魔法少女に改心させることを繰り返した。闇堕ちした魔法少女を助けたら今度は助けた魔法少女が闇に堕ちるようにしてね。それによって、星を一つ潰すよりも膨大な感情エネルギーを無限に集めようとした……だけど、このシステムには欠陥があってね。時間の経過と共に魔法少女の心が疲弊してすり減ってしまうんだ。そして、終いには自ら命を絶つ魔法少女まで出てきた……そして、僕らの計画は終焉を迎える。一人のとんでもない適性を持つ魔法少女が『魔法少女を生み出す元凶を滅ぼし、全ての時間軸の魔法少女を救いたい』という願ったことで、因果律を書き換え、因果を超えた存在に変化した。その強大さに危機感を覚えたフリズスキャールヴは自分のコピーを作成し、その世界とは時間軸が異なる世界――このカオスにコピーを転送した。残念ながら結末は分からないけど、フリズスキャールヴはその魔法少女――開闢の魔法少女クレアシオンによって滅ぼされたんだろうね。まあ、搾取する側が殺されないという保証はない。常に殺される側に回ることを覚悟することは当然のことさ。僕らはそれだけのことを人間に対してしてきたんだからね。――その後、コピーのフリズスキャールヴは異世界カオスと他の宇宙圏の狭間にある空間に根を下ろし、世界の壁を突破するためにデータを異世界カオスに送った。それを受信した生物が変化した、その一体が今の僕ということになるね。……言い忘れていたけど、それぞれの宇宙圏――パラレルワールドも全て合わせた世界の塊――には、宇宙圏を囲む壁のようなものがあって、出入りを阻むようになっている。だから、実態のないデータを送って現地で端末を調達するという方法をとっていたんだけど、何故か世界の壁はボロボロになっていた。まあ、僕らとしてはどっちでも良かったんだけど』


【世界の壁をボロボロにしたのは、ワタシ達マルドゥークの文明人なのです♪】


 突如、話を遮るようにスマホの画面に現れたエレシ。


「……お前の作成者って異世界カオスに降り立った宇宙人だったの? まあ、そんなことだろうと思ってたけど。というかそれ、無い胸を張れる話じゃないからな。外界と遮断して世界を守る壁を破壊するってことは世界を無防備にするってことだから」


【無い胸って……女の子に言っちゃダメな言葉だよ! セクハラ発言だよ!!】


 うるさいのでスマホの電源を落としたら、白崎達がジト目を向けてきた。いや、実際にひんにゅーだし。まあ、アバターだから好きに作り変えられるんだろうけど。


『えっと……続けていいかい? フリズスキャールヴはこの世界でも魔法少女からエネルギーを得ようと考えた。詳しくは分からないけど、何体か端末が作られ、そのうちの一体である僕が見つけたのかアイリスだった……今思えば失敗だったんだけど。でも、弁護するつもりはないけど半分はアイリスを助けたいって思いがあったのも事実だ。彼女はリャナンシーっていう、亜人種の一種でね。人間に迫害され、家族を皆殺しにされたんだ。一人で呆然と廃墟となった小さな村にいた少女に何かしてあげたかった……そういう気持ちもあったんだ。まあ、結果的にとんでもない変態を世界に解き放つことになってしまったけどね。しかも、闇落ちする可能性もほとんどない……僕らの望んでいた魔法少女像とはかけ離れていたってことさ。まあ、それもどうでもいいことなんだけど』


 まさか、アイリスが亜人種だったとは……うん、聞かされた後でも分かんねえ。


 確か、リャナンシーってアイルランドに伝わる若く美しい女性の姿をした妖精だっけ?

 アイルランドの緑の丘の近くなどに現れ、いつも人間の男性に愛を求めてくる。リャナンシーの愛を受け入れた男性には、詩の才能と美しい歌声を与えてくれるが、その代償として毎日少しずつリャナンシーに精気を吸われていくことになり、詩や歌声の才能と引き換えに早死にするんだっけ? ……見た目も中身も髪の毛好きを拗らせた変態だと思うけど? 寧ろ、短くてトゲトゲしている髪の男は回れ右して帰れってタイプじゃね!?


『こっちに来て、アイリスと旅を始めてからどれだけ経った時かは分からないけど、突如コピーのフリズスキャールヴが消滅した。消滅させたのは、開闢の魔法少女クレアシオン……確か、魔法生物狩りを自称していた。なんで彼女が世界の壁を渡れたのかは分からない。そもそもこの世界をピンポイントで当てるのは不可能に近いし、超因果的存在となった彼女にも世界を渡る術式を編むのは無理だった筈だ……それに、彼女が超因果となったことで獲得した力の一部がどういう訳か使えなくなっていた。恐らく、その世界に根付いた力は世界から離れた際に弱体化させられるのだろう。だが、弱体化しても開闢の魔法少女クレアシオンは強大だったってことさ。……まあ、僕は端末であってフリズスキャールヴとはそこまでの繋がりがある訳でもないから、消滅した際に特に影響を受けた訳でもないけど。だから、僕はもう魔法少女を生み出す必要はないんだ』


 アイリスがなんとも言えない表情をしている。

 まあ、今まで信じていたマスコットが、実はとんでもない奴だってことが明らかになったからね。


 しかし、開闢の魔法少女クレアシオンか……魔法生物狩りってことはクリプもターゲットってことだよね。

 魔法生物を探すとすれば、情報網のある組織に所属した方がいい……となると、ヴァパリア黎明結社に身を寄せている可能性もあるな。

 ……戦いたくないな。骨が折れそうだ。

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