祝100話【おめでたい時は境目なんて関係ないのかも知れない】
※泥んこ作品のほぼ全てが共演する特別編なので複数話の会話形式になります。
※本編とは関係有りませんので、続きは101話へ!
☆
空には魔龍が飛び交い、地には歴戦の戦士が徘徊する。
そう――――ここは誰もが恐れ
本話は、そんな魔界にとっての記念すべき1日を纏めた物である。
☆
――――〝
そこには豪華絢爛な内装に加えて、数百人規模の料理の数々が並ぶ。
ここに4Mの巨体ながらも鼻歌混じりで上機嫌な者がいた。
それを見た娘と妻は、椅子に座りながら開演を待っている。
王妃が言葉を発する直前、魔王城の扉がゆっくりと開かれた。
通常、守護兵が開閉スイッチを押さないと動かないとされる〝
光の向こうから現れたのは、180cmの長身に加えて、朱髪と同色の瞳を併せ持つ魔法使いのニッシャ。
ニッシャが手を繋いだ先には、ひょんなことから保護されている少女の姿だった。
傲慢な態度で受付に接するニッシャと、丁寧にお辞儀をするミフィレン。
影武者は来客の元へ足早に向かい、笑顔で歓迎をした。
低姿勢な影武者を睨むニッシャは、案内状を書いた弓弧に少しばかりの殺意が芽生えていた。
自宅→魔王城(徒歩2分)
※弓弧は次元を越えられます。
魔界を統べる〝魔王〟すらも臆さない彼女の手を引いた少女は、可愛らしくお腹を撫でながら言った。
影武者を華麗にスルーした2人は、両脇にある色とりどりの料理を摘まみながら指定席へと向かう。
その頃、ミフィレンを見た王女と妃様。
人間の9歳児と変わらぬ身長のユリシャ妃でした。
※影武者4M、妃様1300mm、王女2M
手を繋ぐ時は、囚われの宇宙人スタイル
ユリシャ妃とフレデシカ王女がワクワクしながら、次の来客を待っていた。
母親らしく娘の頭を撫で――――れないため、執拗にお腹を擦る王妃。
影武者は周りの部下達に的確な指示を出しながら誰よりも働いていた。
微笑む王妃とはしゃぐ王女、暫くして複数にも及ぶ話し声が聞こえてきた。
その者達は、魔王よりも深く濃い(心の)闇を纏う選ばれた人間。
他にもゾロゾロと雪崩れ込む人の数に圧倒される2人。
『『いい感じにダサい
入り口辺りの騒ぎに気づいた影武者は、愛する妻と娘へと走り寄る。
〝ホッ〟と胸を撫で下ろしかけた王妃の安心も束の間。
全員『『『『『『『『あっ、魔王様だ!!』』』』』』』』
(しまった魔王様の知り合いか!!バレないためにも、ここは合わせるしかないな……)
『やぁ諸君、よくぞ参られた。魔界の月が満ちる今宵、人々は歓喜に狂い咲くだろう!!』
そう言ってユリシャは
王妃から影武者へと振り下ろされた手刀は、もう一人の来訪者により防がれる。
特徴は焦げ茶の髪と同色の瞳、加えて白装束を思わせる風貌であり、2000mmもある娘フレデシカと同じ身長の男。
爽やかかつ冷静に王妃の手刀を、二本の指で受け止められる。
そんな男を見た王女は、驚きの表情を作りながら指を差して言った。
娘の只ならぬ雰囲気に、ママ上も凄く気になる。
)
息を命一杯吸い込んだ王女は、腹を抱えながら『確か、〝
そんな激闘を制し、本作品の主人公である〝影武者〟は、生きている実感で胸を撫で下ろす。
席へと足を運ぶ〝中二病達〟と〝
桜色の髪を後方で結い、肩に乗るのは相棒の虫。
その背中には燦然と輝く純白の刀が、存在感を輝き放っていた。
影武者親子は思った――――(((これ迄の色物とは、訳が違う!!!)))……と。
――――のため、あまり変わらない身長に親近感が沸いていた。
一方で、娘フレデシカはパパ上に対し、年相応のおねだりをしていた。
――――敵ながら感心する影武者でした
最近出番のない影武者を他所に、今度は桃色髪の派手な少女?がやって来た。
その者は惑星で神様と接待ゴルフをしたり、魔界に温泉を堀に来たり……奇想天外な魔法少女。
綺羅日やかな見た目を放ちながらも、王妃の顔間近で言った。
目が、鼻が、顔が……近い。
後、星やらキラキラした何かが視認できる。
全体的に王妃よりも色々とデカイ魔法少女に、一切臆しない魔界の王妃。
余裕の王妃スマイルで営業をこなす出来る子ユリシャ。
媚びうるスタイルの王妃に対して、纏めにかかる主催者のゆみこ。
弓弧とユリシャの目の前には、誰もが笑顔で肩を寄せ合い。
喜びを分かち合いながら、垣根を越えて祝福する様々な声が聞こえてきた。
誰もが
泥んこの作品はどこかで全て、何となく繋がっているらしい。
大切な誰かの為に強くなれたり、悲しみを斬るために刀を振るう者――――
生きるために死亡フラグを連発したり、食が貴重となった世紀末で己の拳で戦う者――――
中二病全開の作者や偽りから本物になる魔王様だっている――――
世界は明るく輝き、思い描く想像は創造なり。
そう思えるのが……泥んこのヘンテコな作品達である。
〝♬¸¸•.•*¨*•.Special Thanks.•*¨*•.¸¸♬〟
〝いつだってあなたが私を強くする〟より
、ニッシャとミフィレン
〝いつかあなたに刃を向ける時〟より、桜香と天道虫の七ちゃん
〝魔砲少女 朝熊弓弧〟より、朝熊弓弧
〝泥んこなりの激熱なバトル物~〟より、ブレット
〝死亡フラグを立てる人〟より、モブの方々
〝予測変換のみでお話は出来るのか?〟より、背中が屈強なアライグマ
〝中二病しかいない人達〟より、
①暗黒の流星
②永遠なる吹雪
③混沌に出る妖精
④去りし者は夢の彼方
⑤知る人ぞ知る人
⑥世界を掌握せし男
⑦ソレイユの道標
⑧大乱の彼方
⑨血濡れの巻物
⑩月に代わっておしぼり
⑪天を仰ぐ敗者
⑫都会の波に揉まれる若人
⑬波寄せの達人
⑭ニルバーナ・ファビリオン
⑮沼地の魔女
⑯熱を帯びたコロッケ
⑰ノーマネーと呼ばれた彼
⑱狭間こそ正義
⑲螺旋を踏破せし者
⑳ワルキューレの憂鬱
以上で特別コラボレーションは終わりです!
次話より本編へと戻ります!!
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