第66話 ご褒美なんか大っ嫌ぃ!



 暗鈍とした白黒のスゴくスゴく寂しい世界。やっと静かになったこの世界で、




「「「おのれジジジおのれぇぇぇジーーーーーー。。。」」」


「ウルサイょ?生ゴミの塊のくせに三色お団子さん


「「「ギィャァァァァァァァァァァァァジーーーーーーーーーーー!!!!!」」」


「シーーーー。。。静かにしてないと、お姉ちゃんが起きちゃうでしょ。。。?」



(ドチャドチャドチャドチャドチャドチャ!)




 みこは、お姉ちゃんを膝枕している。

 汚くて臭そうな怪人さん達ドロドロに腐った生ゴミの汁が付かない様に、お空に張った障壁バリアの上でお姉ちゃんを膝枕しているの。

 みこの為に所為でボロボロの真っ黒焦げになってしまったお姉ちゃんのからだは、もう治した。。。みこの為に所為でいっぱい失ってしまった魔力だって、お姉ちゃんの限界の限界が爆発しないギリギリまで補充キスをした。

 そうして安らかな寝顔に変わった、知ってるけど知らない大好きで大切なみこのお姉ちゃんを。。。みこは膝枕している。



 お姉ちゃんは、だぁれ。。。お姉ちゃん、ごめんね。。。




 ************




「。。。。。わたジジしはジジ。。。」


「お姉、ちゃん。。。?お姉ちゃん♪」


「みぃ、ちゃん?。。。怪我は!!!みぃちゃん怪我、っ。。。」


「もぉ、お姉ちゃん?怪我してたのはお姉ちゃんの方なんだから、まだ無理しちゃダメだよ?

 それにね心配しなくても、みこは怪我なんかして無いよ?だってね、お姉ちゃんが護ってくれたもん♪♪♪」


「良かった。。。。。本当に良かった。。。」


「お姉ちゃん♪お姉ちゃん♪お姉ちゃん♪」




 どれくらい膝枕そうしていたのかは知らない。

 けどお姉ちゃんが、みこの大好きなお姉ちゃんが今度はちゃんと目を覚ましてくれた♪目を覚ましてね、一番最初にねみこの心配をしてくれた♪♪♪

 そしてお姉ちゃんの邪魔をした悪い妹みこをギュッ♪って、ギュゥゥゥ♡ってねしてくれたんだよ?ウフフフフ♡


 それだけで暗鈍としていた世界にも必要性は生まれ白黒のノイズは吹き飛び、みこの目の前には鮮やかな気色綺麗な紅色の世界が再び戻って来る。


 お姉ちゃんの居ない世界なんか、存在する価値は無い要らない。。。でもお姉ちゃんが居てくれるのなら、それだけで世界は素晴らしい大切なモノだとみこは思うんだ♪




「「「おのれ、おのれぇぇぇぇぇぇ!!!魔法少女骨付き肉風情が!!!!!」」」


「だからウルサイって、ごみダンゴ三色お団子さん


「「「グァッ!!!」」」


「こ、コレは。。。みぃちゃん?これは全部、みぃちゃん独りで?」




 みこ達の眼下に広がる真っな世界。

 みこにはさっきまでずっと、ドロドロで真っ黒なヘドロ色をしていた景色にお姉ちゃんは驚いている。




「うーん、どうかな?みこね、あんまり憶えて無いの♪

 みこはただね、静かにしてってお願いしても全然静かにしてくれないから、そこの怪人の集合体三色お団子さんに少し黙って貰ってただけだよ?♪」


「みぃちゃん。。。」




 お姉ちゃんはもう一度、みこをギュッ♡と抱き締めてくれた♪

 きっとウルサかった怪人さん達たくさんの生ゴミ皆殺しに綺麗にお掃除したご褒美なのかな?嬉しいな♡


 。。。ねぇ、お姉ちゃん?

 みこね、お姉ちゃんのご褒美ギュウはスっごく嬉しいんだけどね?だけど、どうしてお姉ちゃんは泣いているの?


 そんなにみこのしたことが嬉しかったのかな。。。?うん、きっとそうだよね?♪


 そうに、違いないょね?ウフフフフ。。。









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