第58話 いい匂いなんか大っ嫌ぃ!
「あーん♪」
「どう?みぃちゃん、美味しい?」
「ぅん♡スゴく美味しいよ♪」
「ごめんね、くれーぷ?作ろうとしたんだけど、失敗しちゃって。。。」
「ううん、良いの♪作るのが難しいクレープの方が悪いんだよ。。。あーん♪」
あの後。
それでね、
みこはすっかり忘れてたんだけどね?お姉ちゃんクレープの作り方調べてくれたんだって♪でも色々材料無くて、しかもパンケーキの元を普通に使ったから膨らんじゃって。。。仕方ないから、そのままパンケーキに変更したんだって♪みこのお姉ちゃんはね、優しいだけじゃ無くてこういう可愛い所もあるんだよ?♡
みこは待ってる間イライラし過ぎて、この隠れ家に居るお姉ちゃん以外全員
「フフ♪みぃちゃん?口元にあいすくりんが付いてるわよ?」
「取って取って?♡」
「仕方ないわね」
「えへへ♪お姉〜ちゃん♡」
「あ、コラ♪急に抱き着いたら危ないでしょ?お皿落とすとこだったぞ♡」
「ごめんなさい♪」
「フフフ♪しょうがないわね」
みこはお姉ちゃんが大好き♡
お姉ちゃんが居てくれたら、他には何にも要らない。お姉ちゃんの為なら、世界中のパンケーキをこれからクレープと呼ばせる事だって出来る!。。。と思う、多分。
とにかく!
そのくらい、お姉ちゃんの為なら何だって出来るの!
「。。。。。。みぃちゃん?」
「なぁに?♪」
「逃げても、良いのよ?」
「!???お姉ちゃん、急にどうしたの?」
「みぃちゃんなら、此処から逃げるなんて簡単でしょ?これからみぃちゃんが相手にしようとしてる四天と言う怪人達は、
ううん。それぞれの長所においては、ソレ以上に危険な相手なの。だから、」
「お姉ちゃんは、一緒に来てくれる。。。?」
「お姉ちゃんは。。。」
「ヤダ!!!お姉ちゃんが一緒じゃ無いなら、みこは何処にも行かない。
そんな
「みぃちゃん、良く聴いて?
四天の怪人達は、普通の怪人とは違うの。単なる力だけじゃ測れない
「大丈夫だよ!みこはお姉ちゃんが居てくれたら平気、無敵だもん。みこね、こう見えてすっごく強いんだよ?♪お姉ちゃんのことも、もぅ護れるくらい強くなったんだよ?♪」
「。。。。。みぃちゃん、みぃちゃんは初めから気が付いているんでしょ?お姉ちゃんが、本当は」
「ヤダ!!!!!!!聞きたく無い!
お姉ちゃんはお姉ちゃんだもん!みこがそう言ってルンだよ!だったらそうに決まってる!決マッテルノォォォォォ!!!!!」
「ガッ!。。。ア、みぃ。。。ちゃ」
「!!!!!!!ごめんなさい!
ち、違うの。。。みこは、みこはね、お姉ちゃんが、お姉ちゃんが。。。お姉ちゃん」
パンケーキを食べた後、お姉ちゃんはみこをいつもみたいに抱っこしてくれた。。。
みこはねお姉ちゃんが好き、大好き。
なのにみこは。。。気が付くとみこは、キツネさんのお面を被ったお姉ちゃんの首をギリギリと絞めていた。。。違う、違うの。
みこは、みこはね。。。
「。。。みぃちゃん、
あぁ♪やっぱりみこは、
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