第54話 宣戦布告なんか大っ嫌ぃ!




「あ?なんだぁ?♪お嬢ち、ハビュア!(ドガッ!)」


「ケケケ♪旨そうなガ、コナミュ!(ドゴッ!)」


「。。。邪魔」




 ガリガリ、ガリガリと。

 みこの引き摺るお帽子掛けクリムゾン・鈍器が通った跡には、たくさんのいお帽子が転がっていく。汚くて、血ミドロで、穴の空いた、もう要らなくなったお帽子が点々と。。。

 みこはね?別に目が合った怪人ゴミ達の腐った脳味噌ただのお飾りを、手当たり次第に叩き潰お掃除してるんじゃ無いんだよ?


 最初の2匹は、お姉ちゃんが『私以外は通しちゃダメ』って命令したのに。お部屋から出て来るみこを見逃したお姉ちゃんの言う事を聴かなかった!そんな使えないクズ役立たずは、


 鈍器万死スル。


 そして他のゴミクズどもお帽子さんは、この隠れ家に居るお姉ちゃんの配下な怪人チリと違って、みこに襲い掛かって話し掛けて来た邪魔者他所のゴミ雑魚ゴミの癖にみこを通せん坊邪魔したのも、


 万死鈍器スル!


 え???いつも使ってる、魔法の杖本物の鈍器はどうしたのか?そんなの決まってるでしょ?♪みこの魔法の杖はね、今も紅の防臭アイテムクリムゾン・ノーズクリップとしてこの吐きそうな位に、大嫌いな怪人腐乱臭対策に使ってる。

 コレね。お姉ちゃんの側に居る時以外は、絶対外さないんだよ?エヘヘ、考えたでしょ?♪



 そんなみこが、たくさんの赤いお帽子を撒き散らしながら辿り着いた場所。

 此処はこの隠れ家ホームの中で、あの優しそうなママスゴく臭いババアのお部屋のに臭い場所。まだ大っきなドアを開けても無いのに、みこのノーズクリップお鼻バリアを貫通してスゴくスゴ〜く嫌な臭いがプンプンして来る。。。そんな場所。


 みこはドアにすら触りたく無かったから、お手々の代わりにボコボコになってしまったお帽子掛けクリムゾン・鈍器ノックドン!をする。




(ボゴーン!!!)


「。。。おや?ハハハ♪まさか本当にいらっしゃるとは思ってもみませんでしたよ息女殿?」




 開扉一番。みこの捜していた粗大ゴミさっきのお口の臭い負け犬が、臭いお口でニヤニヤと話し掛けて来る。ウエエエエ、本当にスゴく臭ぃ。吐きそぅ。。。


 お部屋の中に居たのは、スーツの怪人臭いメガネを含めて四匹。

 先ずメガネと同じくテーブルに着いている二人の片方は、トカゲさんみたいに硬そうな皮膚防御力高い系お爺さんジジイ。この怪人ジジイはスーツでハットも被っていて、黄色に光るお目々がなんだか渋くてカッコ良かったスゴくキモかった

 そしてもう一人は、黒いドレスを着た猫耳素早さ速そう系お姉さんババア。猫耳だけど、なんだかナデナデしたいとは思わないスゴくキモかった




「アラ♡えらく美味しそうな可愛いお客さんだこと♪」


「ほぉ、魔法少女の奴隷ペットとは面白い趣向じゃな」


「お、お待ち下さいお客様方。あ、あのお方は我等が母、朔夜様の玩具御子。ももももしも、手を出したり致しますと。。。さぁ御子様、お部屋へとお戻リベリャ!(グチャ!)」


「ほぉ!」

「まぁ♪」




 そして最後の一匹は、テーブルの横でお料理を切り分けていたハムスター顔の怪人クズ。ちょっぴり可愛かったけど、お料理で汚れたギトギトの手でみこに触れようとしたから、


 お仕置きした鈍器に値した




「おやおや困りましたね?まだデザートも頂いて無いと言うのに。。。料理長が居なくなってしまいました。。。♪」


「ニャハ♪飢鬼さん?アナタ、白々し過ぎるわよ?」


「全くじゃ。それにデザートならば、そこに居るではないか?♪。。。実に上質な魔法少女フルーツがな」


「ハハハ♪そうですね。。。そうですとも。手前達も今はと言う立場にこそありますが、所詮本質は一怪人。

 飛んで火に入った人間エサを喰わねば、に反するというもの。。。♪」


「どれ、ここはワシが綺麗に捌いてやろう♪」


蜥蜴漢りざりおさん私、あのふくらはぎが食べたいわ♡」


「では、手前は血抜き絞めをお手伝いするとしましょう♪」


「おおそうか。じゃが、抜いた血も捨ててはくれるなよ?魔法少女生娘の生き血は、大変にじゃからの♪」


「ガハハ♪」

「ニャハハ♪」

「ククク♪」




 今日のお昼ご飯は、多分JCとDC中学生の丸焼き。

 お皿に飾られた、中学生位のお兄さんお姉さんのお顔とお目々が合ったみこは、ウェ。。。不味そキモ

 と思いながら観てたんだけど、あっちの偉そうな怪人粗大生ゴミどもがなんだか勝手に盛り上がっている。


 ウフフ♪


 みこがね?唯一怪人生ゴミのいい所だと思う事はね、『うかられるか』。この二択でお話がとっても早いこと。

 本当怪人ゴミって、なんでバカで単純なヤツ使えないクズばっかなんだろうね?

。。。あ!使えないクズバカで単純だから、ゴミ怪人になっちゃうのかな?♪そうだね?きっとそうだよね?♪



「さぁ♪昼食会の仕切り直しとしましょうか?」



 。。。だからね?そんなおちゃんの言う事も理解出来いような低能な怪人要らないゴミは、みこが全部お掃除してアゲルんだぁ♪フフフフフ。




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