第36話 ブリっ子なんか大っ嫌ぃ!



「そしてただの魔法少女駆け出しの身体でも、こんな風に私達の位にはなるのよ?♡」



 漸く煩い口を閉じた変態クソナメクジパープリス・アイビーは、私に魅せつける様に死にかけの雑魚チビの無防備な尊厳にまたシャブリ付く。。。ジュルジュル、ジュルジュルと吸われる度に噴き出す命の残り火汚く飛び散る粗相の雨を浴びても、その気持ち悪い吸血キスが止む気配は無い。

 そして小さな女の子の秘密に夢中で吸い付くその様は、アイドルなどとは程遠い、ただの

 可愛さなんか微塵も感じない、醜いだけの魔法少女ナメクジでしかない。



「プハッ♡アァ〜、美味しい♪ハァ、ハァ。。。アラ?

 ねぇアナタ、さっきからそんなに太ももをモジモジさせてどうしたのかしら?♪

 もしかして、魔力を吸われるのが気持ちって知ってるの?♪」


「そんな事無い、もん。。。ヒャ!」



 出来るだけずかしそうに、そしてうようななさで。。。私はパジャマのお股の部分に滑り込んだ、ツルの動きに反応をする喘いで魅せる



「ヤッ、イヤ。。。ヤメテッ!」


「ウフフフフ♪アナタ生意気なだけだと思ってたけど、素直なもあるじゃない?♡」



 この魔法少女ナメクジは、あの会長変態によく似ている。だからこそ、扱うのは簡単。

 やっと私の元へ歩み寄ってノコノコ近付いて来た変態は、手にする魔法の杖ダガーで私のパジャマを切り裂いて行く女の子の秘密を少しずつ暴いていく。上も下も、シャツも、そして最後に残ったパンツペンギンさんも。。。




「痛く、しないで。。。?」


「ウフフフフ♪思ったより、本当の隠れてたアナタってカワイイのね?♡

 次代のレジストプリンセス序列1位の一部になれる光栄に、お股を濡ら涙を流しながら死に果てなさい?♪」


「ひや♡。。。お姉さん、待って!」


「何。。。?今さら抵抗するなら、無理矢理ブチ込む破るわよ?」


「違っ、ヤッ♡ハァ♡。。。みこ、最初は上のお口キスがぃぃの。。。ダメ?♡」


「フフフ♪何?自我のある内は、自分の味を食べ知りたくないってことかしら?。。。まぁ良いわ♡私指図されるのは嫌いなんだけど、アナタののお願い聴いてアゲル♪


 さ♪蕩ける様な、忘れられない熱い熱いキスをしましょう?♡」




 荒々しく私の最重要機密を暴き内緒の場所を弄り、まっすぐに顔を近づけていた変態魔法少女気持ち悪いナメクジは、意外にも私のお願いを素直に聴いた。

 まぁ。そうなる様に自分で仕向けたわけではある全力でカワイイ子を演じてたのだけど、内心は吐きそうなのを抑えるのに必死だった自分で自分が気持ち悪くて堪らなかった


 調子に乗った変態は、私のお股に太ももを擦り付けながら。ゆっくりとその赤に染まった気持ち悪いトイレ臭い口紅を塗ったを私に重ね、ネットリとしたナメクジの様な舌を私の中へと捻じ込んで来る。

 自分で誘っておいてなんだけど、気持ち悪過ぎて吐きそうオェェェ。。。


 だけどもう、コイツのターンはその気持ち悪さもこれでお終い。




「。。。が!!!ア。。。グェ。。。ゔぉ、ばゔぇ。ゔぁ、ビ。。。ヴォ!」


「ペッ!。。。。。。ククク♪お姉さん、どうだった?

 私の蕩ける凍り付く様な、熱い熱い冷たい冷たいキスのお味は?♡」




 あ〜、気持ち悪かった♪

 。。。さてと、気持ち悪い魔法少女ナメクジさんにはたっぷりと対応してアゲなくちゃね?♡


 私の心は、すごくすごく晴れやか良い気分だった。頭の中のお姉ちゃん達を、ついさっき殺したばかりにもかかわらず。。。それはまるで、なかなか開かなかった瓶のがようやく開いた時のスカッ♪とする感覚にも似た、そんな解放感だった。





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