第27話 お荷物なんか大っ嫌ぃ!
「しっぷうの刃よ、てきを切りさけ!」
『ウインドカッター!』
「やったー♪先生、私にもできましたよ!ちゃんと見ててくれました?♪」
「。。。チッ」
都合6発、うち3発は掠りもしないほど明後日の方へと飛んでいる。。。正直、
それにしても、たったこの程度の魔法でここまで喜べるのだからやっぱり
「
本当、煩くてしょうがない。。。
************
あの後、私は眼が覚めると自分のお家の中に居た。
あの
その代わりなのかは知らないけど。
あのクソ虫、次に会ったら叩き潰す!!!
(ピーンポーン!)
そんな決意を固めたところに訪ねて来たのが、この
私は最初いつも通りに居留守を使っていたのだけど、1時間経ってもその気配は消えることは無く。。。居なくなるどころか、玄関の前ですすり泣きまで始めたので
『
三白眼?の意味は知らない。
この
「先生本当にすごいです!あこがれちゃいます♪」
この
まぁそんな事はどうでも良くて、それより問題だったのはこの
それは私に序列を与える事とは別に、お姉ちゃん
1、魔法協会の指示には服従する事。
2、問題行動(魔法少女の品位を落とす行為)を起こさない事。
3、この
の三つを課し、従わなければお姉ちゃんは即刻回収。私の事も異端者として粛正する。。。という内容だった。
どうして妹の私がお姉ちゃんと一緒に居るのに条件がいるのか?は、全然理解出来なかったのだけれど。わざわざ脅し文句まで書いてあるところが、如何にもあの
「もぉ!先生、きいてますか?」
「。。。チッ」
「あ!待って先生!おいてかないで!」
それから大体一週間。
仕方無く私は、この
最初は、魔法協会が私の見張りとして寄越した
「アスミはもう一度。。。もう一度、ママに会いたくて魔法少女になったんです!」
とかカッコつけて言ってたくせに。
夜中に急に泣き出すわ、暗いと一人でトイレにも行けないし、手を繋がないと寝れもしない。。。
むしろこの
「みーちゃん?そんな小さい子殺しちゃダメだよ?」
もぉ〜、そんなに何回も言わなくても分かってる♪
でもさ、こんなの育てて本当何の意味があるんだろうね?お姉ちゃん。
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