第19話 優しく殺すのなんか大っ嫌ぃ!
「ギャァァァァ!!!」
ガチガチ、ガチガチと痛みに悶えながら、それでも魔獣は
着地のバランスを崩したあの瞬間、
何ソレ?手助けでもしたつもり?
障壁は魔獣
ハァー。。。ねぇ、
私は溜め息を吐きながら、飛び掛かって来ていた魔獣の真っ赤な右目に
思った通り、
まったく、こんなのは
「良かっ。。。た」
「。。。プフッ♪フフフ、アハハ、アハハハハハハハハハハハハハハ」
「。。。?ロリッ娘、どうしちゃったっスか?」
「アハハハハ♪だって急に。。。良かったとか、言うんだもん。ククク、本当ウケる♪
お姉さんさ、もしかして私が
「ギャァァァァ!!!ガァァァァァ。。。ウウゥゥゥゥ!!!ギアァァァァァ!!!!!!」
右目に氷の刃が刺さる
痛いの?♪苦しいの?♪
ね、殺して欲しい?一思いに逝かせてあげよっか?♪
障壁に阻まれ、目からは
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!(グリグリグリグリグリ!)」
アハハハハ♪こんなの嘘に決まってるでしょ?バ〜カ♪
私の
さあ、もっと苦しみなさい♪もっともがきなさい♪
「アハハハハハハハハハハハ♪」
「。。。ロリッ娘、もういいっス!」
「アハハハハ。。。ハ?」
「。。。さっさと、トドメを刺すっス!」
「ハ?」
せっかく
私は返事の代わりに、足元に落ちていた採れたてピチピチの左ニーソを
障壁にぶつかった
私はあの眼が気に入らない。。。
「。。。ロリッ娘、アンタのソレは正義じゃないっス。ただの弱い者イジメっス。。。もう勝負はついているのに。。。無駄に長引かせて、相手を苦しませて、ソレをアンタは笑って楽しんでる。。。
そんなの、先輩が教えたっスか?
そんなこと、先輩が許すと思うっスか?
今のアンタを見て、先輩やお姉さんが喜ぶと思うっスか?」
「。。。お前が、」
「先輩は、先輩達は。。。絶対アンタを許さないっス!」
「お前がお姉ちゃん達を語るなーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
私の怒りに呼応して、魔獣に刺さっていた氷の刃は内側から大量の棘を生やしその黒い体をズタズタにした。魔獣から私の中に流れ込んでくる大量の魔力は、ソレが致命の一撃だったことを示している。
殺す、もう殺す!
どいつもこいつも皆殺す!!!
生ゴミから刀を引き抜き、
「み。。ゃ。。。。。。」
事切れる瞬間のソレの泣き声を、私は知らない。
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