小さすぎて見えなーい!
先日ちらりと書いた「ミカンコハモグリ」ですが、一匹羽化していました。
が、幼虫も小さければ当然成虫も小さい!!
体長5ミリメートルというところでしょうか。今まで実際に目にした中の「蛾」とくくられている仲間では一番小さい!
きっともっと小さい蛾もいるんでしょう。これ以上小さいとなると、あらかじめ知っていなけりゃ絶対気付きませんわ。
昨年の国立博物館の昆虫展で、本当に針の先のような虫の標本を見ました。細かい作業は嫌いじゃない私でも、針の先のような虫をこれまたほっそーーい三角の紙の先端にはり(さすがにこのサイズじゃ展翅ができない)、名称及び採集情報を書きます。咳やくしゃみ1つで全てが終わりそうな作業に「私にはできない」と思わされ、尊敬を覚えました。
ミカンコハモグリの顔や手足はどうなってるかな? と壁を歩いているところをお腹側から見ましたが、まさに渡辺謙さんの「小さすぎて読めなぁい!」が脳内再生。
肉眼じゃ無理だ……視力も最近落ちてきたし(老眼!?)虫眼鏡でみてもちょこまか動くから追いつきません。姿が小さすぎて見えなぁい!!
体はお腹も羽も全体的にシルバーぽく、キラキラ輝く印象がありました。羽には模様があるのかないのか分からず。
プラモやフィギュアの展示ケースの内側だからこそ姿が把握できますが、外のその辺に居たら見つける自信はないです。
その子が出てきた葉っぱ(蛹室を作っていた葉)はどれかと探しました。でも枝から切り落としてしまった葉っぱは、枯れた上になんだか茶色く変色し、白カビのような怪しい物質が表面に粉を吹き始めていたのでさっさと庭に捨てました。臭い……
一寸の虫にも五分の魂とはよく言ったものです。この虫は一寸どころのサイズじゃないから「一分の虫にも五厘の魂」とでも言いましょうか。
こんなちーーーさな生き物でも、生態系の維持に一役買っているうえ、農作物に被害を出す「害虫」になっちゃうんですからねぇ。ことわざの通り、小さいからと侮ったりバカにしてはいけません。
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