破天荒とは何ぞや?

 今年のお正月は来客が少なくて叔父が亡くなった事もあって喪が開けているにもかかわらず喪中を理由に神社や寺の行事に出なかった我が家は例年になく時間がありました。で、正月はカクヨム三昧だったんだけど、改めてじっくり読むとコメントが浮かんでくるエッセイや考えてしまう小説や応援コメントが一杯。


 で、応援コメントだったか近況ノートだったか、それともハイロックさんのディスリ企画だったか忘れたけど、鴉さんのカクヨムコンに応募した話で喫煙について触れられていた。この作品ね。


ナツハル!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891017340


 まず言っておかなきゃならないけれど、京は文字ラジオ読み手だったとしても優遇評価はしない。逆に厳しく評価するくらいです。


 鴉さんの小説を、取り上げる前に、言っておきたい事が在る。少し厳しい話をするが、京の本音を、聞いて欲しい(さ〇まさしかw)


 敢えて作品の内容に詳しくは触れないが、未成年の喫煙シーンが多い。しかもそれが必然的なものではなく鴉さん曰く『破天荒を表した』そうだ。で、京は思ったね。


『破天荒』って何?


 ええっと、豪快って事かな? 天を破るほど荒々しいとか? 実はこれ不正解。五歳児に「ボ~っと生きてんじゃねぇよ!」って言われそうだな。


 ちなみに破天荒はウィキペディア先生によれば


『破天荒(はてんこう)とは、故事成語のひとつ。意味は、「今まで人がなし得なかったことを初めて行うこと」、「前人未到の境地を切り開くこと」。


読み下しは「天荒を破る」。 』


 だそうです。ん? 「『豪快な人』とか『大胆な様子』じゃないの?』だって? 実は京もそう思っておりました。ところが参照元を読んでいくととんでもない事がわかりました。  


『日本の文化庁が平成20年度に日本人を対象に実施した「国語に関する世論調査」によると、64.2%の日本人が「豪快で大胆な様子」という意味に誤解、あるいは誤用していることが判明した。』


 う~ん、京も六割強の人間に含まれてました。鴉さんもそうじゃないかな? とは言え、主人公はある意味『前人未到の境地を切り開く』って事もしてるんだが。脳みそが筋肉でできている不良が思いつきで音大に合格なんてある意味破天荒かもしれない。


 その辺りはブッタ斬りでお馴染みのハイロックさんの『☆付か』を読んでもらった方が良いな。ハイロックさんの批評はこちら。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884190039/episodes/1177354054892694978


 皆さんも鴉さんの『ナツハル!』を読んで判断していただきたいところ。

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