もうすぐ終戦の日

 今週の火曜日(8月6日)は広島に原爆が投下された日で、昨日(8月9日)長崎に原爆が投下された日でした。来週の木曜日(8月15日)は終戦の日ですね。京は父方の祖父が海軍の潜水艦乗り、母方の祖父は陸軍で中国に行ってたのかな? 両祖父とも戦争経験者でした。多分だけど真夜中MIDNIGHT∞の読み手にとっては曾祖父・曾祖母の時代になるんじゃないかな? 第二次世界大戦が終わったのは今から74年前ですから終戦と同時に生まれたとしても74歳になる訳ですね。戦争の記憶が有る人は80歳くらいになるんじゃないかな?


 この74年の間、少なくとも日本で戦争は行われていない訳だ。これって素晴らしい事なんだぞ。


 さっきの話でJR西日本のC57形1号機が機銃掃射を浴びた戦災車って事は言ったんだけど、今度はJR東日本のD51形498号機の戦争にまつわるエピソードを紹介します。D51形498号機が静態保存から復活して走り始めたのはバブル華やかかりし頃の1980年代末期。今から約30年前ですね……おい、京にとっちゃ『ついこの前』の感覚だけど、高校生からしたら生まれるずっと前だ。歴史上の出来事じゃねぇか。バブル時代のワンレンボディコンなんて十二単とか散切り頭と同じレベルで教科書に載るんじゃねぇのって勢いだぜ。


 ……まぁいいや、JR東日本のD51も戦争中に貨物輸送に活躍したであろう機関車。そこそこスピードが出た(頑張ったら時速90㎞くらい出たみたい)ので勾配区間で客車を引く事も有った万能車なんだけど、復活した平成初期にイベントで走ってたら、雪の積もった田んぼで茣蓙を敷いて汽車に向かって手を合わせて拝んでるお婆さんが居たんだって。カメラを構える中に茣蓙の上で汽車を拝むお婆さんは目立つので機関士が声をかけたそうな。


 以下、蒸気機関車EX Vol.35 45ページから引用


――汽車を追っかけて来ていたから最後になぜ拝んでいるのかきいたら、「戦時中、息子が赤紙(召集令状)をもらい、出征の時に汽車に乗っていったんだ。悲しくて『元気で帰ってきて』って。汽車が走っているのを見たらそれを思い出してしまってね。それで拝んでいたんだよ」というんですよ。こちらももらい泣きしてしまいました。そういう時代だったんですね。――


 以上、引用終わり。


 1980年代末期だと終戦から40年くらいの頃。昭和初期は今より初婚年齢がグッと若い頃だから20歳くらいで結婚して子供が居るのが普通だった頃かな? だとすればお婆さんが80歳くらいだとすれば終戦時が大体40歳くらいか。息子さんが18~20歳そこいらだったとすれば計算が合う。


 そのお婆さんの息子が帰って来たのか来れなかったかは書いていなかったけど、思い出して拝むくらいだから、おそらく戦死したんでしょうね。令和になった今よりも30年前は戦争体験者や遺族が多く生き残っていた時代。戦争の悲惨さや残された者の悲しさを覚えている世代が多かった頃ですね。息子が出征した世代だと今なら110歳以上ってところか。元気なお年寄りでも100歳以上まで生きるのは稀だ。しかも記憶が鮮明な方は珍しいと思います。


 戦争体験者って時点で100歳を超えてるんじゃないかな?


 まぁともかく、戦争なんてロクなもんじゃないな。京の場合でも父方の祖父は戦争中の病気が原因で早死にしてるし、母方の祖父は戦争の事を「お前に嫌われるから話したくない」って言ってたくらいだもんねぇ。京の世代が戦場での経験を直接聞いた最後の世代となって欲しいものです。


 めでたい話から急に重い話になったので、気分転換に曲行きますか。あまり『戦争』って言葉は使いたくないんだけど、これは名作。京の中学時代は校則がこんな感じの学校が多くて教師もこんなのが多かったな~と改めて観るとすげー懐かしい。今の時代だと大問題になりそうだな。そんな事を思いつつ、映画『僕らの七日間戦争』よりTM NETWORK の 『SEVEN DAYS WAR』をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=O5R9CaIOhvA


 映画の『僕らの七日間戦争』はこんな感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=NyQooSmYyXM


 え? アニメになるの?

https://www.youtube.com/watch?v=11vLb7SgPxc


 

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