第18話【空を自由に飛ぶには秘密道具やエナジードリンクなんて要らないと思う。本当に必要なのは自分自身を突き動かせるほどの勇気……と言うことで朝起きたら背中から生えてないかなぁと思う】


 ある日、ケロスは王の怒りを買い友人であるペリヌンティウスを人質に差し出した。


 王「夕刻まで戻らねば友人を処刑する」


 ケロス「俺は今まで一度も嘘を付いたことはない。用事を済ませたら必ず戻る。逃げも隠れもしないから、手を出すなよ」


 王「よかろう。では行って参れ」


 ぺリヌンティウス「あいつは必ず帰って来るさ。何てったって、誓ったからさ。。会ったことは無いんだが、可愛い妹さんらしいんだ。全く……羨ましい限りだぜ。」


 王「そんな大事な妹の結婚式に呼ばれてないのは、ペリヌンティウス。お主だけらしいぞ?」


 ぺ「えっと……うん。ちょっと待ってくれ」


 それから十分後――


 ひそひそ


 処刑人A「ケロスって一人っ子じゃなかったか?」


 処刑人B「取り敢えずどうする?定時退勤したいから処す?処しちゃう?」


 処刑人C「皆、せーので斧振っちゃおーぜ」


 王「ワシもやりたい~」

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