第94話 三種の神器

『天叢雲剣』『八咫鏡』『八尺瓊勾玉』のことである。

 平たく言えば、『剣』『鏡』『玉』であり、天照大神から貰った大事な物ということだ。

 各々に伝説があり、『剣』はヤマタノオロチから出てきた剣で天照に献上された物である。つまりプレゼントを人に流したわけだ。

『鏡』は神様たちが造った鏡と言われている。皇居にある鏡はコピー品である。

 本物は伊勢神宮にあるが、一般公開はされない。

『玉』は無意味にデカい勾玉である、その大きさ140cmというから驚きの大きさである。

 アクセサリー超えた代物である。これをアクセサリーとしたなら…神様は相当巨大なわけだ。


 まぁ…よく見る絵や写真は、すべてイメージ図である。

 剣と鏡はコピー品が存在するわけだが、玉だけはない。

 鏡は太陽、玉は月、剣は権力を象徴するという、つまりアマテラス、ツクヨミ、スサノオということになるんだろうか?


 イザナギ、イザナミの兄妹、近親相姦から産まれた三兄弟、引き籠りの長女、ジェンダーレスな次男、ドキュンな三男を象徴するのだ。


 神国『日本』とは、こういう国なのだ。

 ということを象徴した三種の神器である。


 一般公開したくない気持ちも解らなくもない…。


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