第58話 ヴォイニッチ手稿
実は、今、個人的に興味津々、購入を検討中。
1912年イタリアで発見された解読不可能な文字と奇妙な絵で描かれた写本だ。
インターネット上で閲覧も可能。
植物から宇宙までを描いた奇妙な絵、これがまたセンス抜群なのだ。
ちなみに解読は現在も試みられているそうだが、まったくのデタラメで書かれてはいないというのが、また面白い。
言語学者が分析すると、一定の文章になっているのだそうだ。
意味は解らないけど…。
なぜ解読できないのか?
それは資料としては少なすぎるそうで、パターンが視えない、文字の解読は資料が多ければ多いほどよいのだそうだ。
まぁデータ分析の基本だね。
年代の推測も難しく、描かれた人は裸体であるため、時代考証、土地が視えてこない。
諸説あるのだが、どうも、貴族に高値で売るために識者が真面目に創作したのではと言われているようだ。
いずれにしても子供の悪戯ではなく、それなりの知識人が造ったジョーク本ってところなのだろう。
思うのだが、現代の文化が衰退し、数百年経ったとき、漫画本や小説、映画などを見たら、必ず誤解を産むだろうな~って…。
当時の人間は尻尾が生えていて、両手から光線を出せたとか…
歴史って案外、いい加減なものなのかもしれない。
T-REXの最新復元図が巨大なニワトリに見えたとき…愕然としたもの。
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