第3話 まーにゃ

「 現在地はどこだっと…」


 巻物の地図を広げる。ゆうしゃ。


「ねー!ゆーくん!」


「そのバカップルのあだ名みたいなのやめてくれる?」


「もう!ゆーくんはいつもツンツンして!内心はデレデレのくせにー」


 この、ねーねー五月蝿いのがかまってちゃんの、『しゃーど・うっどはうんど』だ。


 この子も見た目は、美少女


「ねーまだぁ?鬼ヶ島?」


「ハッキリ言ったね!鬼ヶ島!違うわっ!」


「まおうの島!」


 まおうは、地元の大陸から北西近くの島に棲んでいる。そして大層な結界など、張っている事もなくすんなりと小舟で到着した。

 船頭さんには50ゴールド渡した。また来て下さいねっ!って営業スマイルで言われたけど此処は観光地か何かなのかな?矢切の渡し程度の距離だし。松戸から葛飾へ行く程度の距離。


「ねー」


「何?」


「このデカイ門どうやって開けるの?」


 只今まおう城門前に居る。


「さてどうしたものか…」


「だーかーら!安易に魔物を倒すなっていっただろ!」


先陣を切った別のパーティーが何やら揉めている。


「えっとえっと。会話出来る感じじゃ、なかったしボーンナイトだし!声帯ないし!」


 二人組のパーティーだ。


「瞬殺するんじゃないよ!門の鍵を持ってたのに!」


「だって!だって!骸骨さん目が深淵で怖かったんだもの!」


「どうかしましたか?」


「」


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ばーさーかーちゃんズ! 花和田 鬼小太 @takashi00

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