9 日本平定 【第Ⅱ期最終話】


「お父様も大変ですね。魔神様の話からすると、もっと深い謎がありそうです」

「そうだな。雪ちゃんも同じようなことを言っていた。

 でも、とりあえず日本は救えたと思うが、ハクビこれでよかったのか?」


「おかげ様で、この日本には魔核マスターはいなくなりました。

 またとんでもないのが出て来たらお父上にお願いするかもしれませんが、この日本のことは私に任せてください」

「分かった。そういえば、ハクビが危ないってヨウビが教えてくれたが、どうやって分かったんだ?」

「それは神から神へ連絡してもらうのです。

 つまり魔神様から剣神様を通して神使に伝言ができます。

 でも今回は緊急事態でしたから、魔神様の判断で剣神様に連絡したようです」

「神を使うってか。すごいな。さすが神使だ。それなら他の世界にいるオレの娘と息子のことも分かるか?」


「ええ。常に連絡を取るわけにはいかないので、詳しいことは分かりませんが、少しはわかります。 特に命に関わるような大きなことにはなっていません。

 しかし、龍神世界ではこれから問題が発生するかもしれないようです」

「問題って何だ?」

「申し訳ありませんが、ほかの世界のことはあまり干渉できないんです。よく分かりません」

「魔神様も他の世界には干渉するなと言ってます」

「そうか。直接行ってみるしかないみたいだな」


「父上。龍神世界に行くのであれば、もう少しレベルを上げることと、武器や防具を揃えたほうがいいでしょう」

「まず、この妖刀イペタムは、お父様がお持ちになるといいと思います。

 魔断を刀に付与させるととても有効でしたし、他のスキルも応用できますよ」


「この刀は、危険を察知すると身を守ってくれるんだろう。

 お前が持っていたほうがいいんじゃないか?」

「当面、必要ありません。私には父上からもらった魔断がありますから、大丈夫です。それに危なくなったら魔神様を通して父上を呼んでもらいます。

 今ではどの世界にも父上の子供がいるので念波で呼べますからね」


「なるほど、そうだな。なんかあったら遠慮なく魔神様を使うんだぞ。

 神を使うって書いて「神使」だからな」

「それはちょっと違うと思いますが、危険が迫ったらそのようにいたします」


「オレは一度、剣神世界に戻るよ。お前に言われたように武器や防具を揃えないといけない」

「そうですね。この世界では鍛冶が発展していませんし、剣神の方がいい武器作れますね」

「うん。また少し修行してこっちにも来てみるよ」

「はい。父上待っております」 

「お前もがんばれよ」


――👄👄👄――


「みんな起きろ~」 ……起きないな?まさか!


 試しに ……紅々李にキスする。

「ショウ。おはよう」……目を覚ました。紅々李ははにかんでいる。


 次は隣に寝ている碧衣だ。碧衣にキスする。

「フフフ~」……目を開けた。 碧衣が微笑んでいる。


 さらに隣の蓮月にキスする。

「へへへ~」……目をパチパチしている。ニコッと笑った。


 そして日葵にキスする。

「おっはよ~」……目を開け笑ってる。


 さらにクロにキスする。すると抱きしめられ、

 クロがくるりと回り、私が下になりキスされた。

「おはようにゃん」


 最後に美夜にキスする。

 顔を両手で押さえ込まれる。

 そのまま10分

「プハァ~、いつまで待たせる気だ」と笑いながら怒られる。


 さて、なんか一人忘れているような……

「おにいちゃん!」

「私は~~~~」

「いやいや、妹だから」軽くホッペにキスをする。

「もう、これで我慢してあげる」

 みんな目覚めのキスを待っていたようだ……白雪王子の影響らしい。


「みんな、この世界の日本も落ち着いたみたいだし、一度剣神世界の日本に戻ろうと思う」

「そうだね。少し服も買いたいし、刀も手入れしたいし。いいと思うよ」

 皆が同意する。


 ハクビにアトランティスと日本(魔神世界)への魔法陣を書いてもらった。

 使うと消えるのでそれぞれ9枚だ。

 1枚は予備として持って行く。


 玉手箱があるので、時間を戻して使えそうだが、魔法陣の上に乗ると人は飛んでしまうので紙を回収できないのだ。

 それでも最後に残った人が紙を回収して飛べばいいのだが、それでも1枚少なくなってしまう。

 時間があるときに同じ魔法陣を書いておけば、余裕が出来ていいかもしれない。

 もしくはハクビのように完全に魔法陣を覚えてしまえばいいだろう。


 なんて考えていたら

 美夜と日葵が、「炎炎と雷雷に乗っていくから魔法陣は使わないよ」と言われてしまった。

 二人で競争してくるそうだ。

 なるほど、そうすると最後に美夜か日葵が紙を回収すればいいわけだから、必要枚数だけあればいいな。


「それじゃ。行くぞみんな!」


「オォーーーー!」



 ―― 第3期へ続く ――

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