第96話 奥越もの読了微増でうれしいです


 ここのところ、奥越ものがよく読まれています。

 丁寧に読み込んでレビューや評価をしていただいてまして、とてもうれしく思っています。

 素直に感謝の意を表したく思い、こちらにて「ありがとうございます!」と記させていただきます。


 奥越ものに当たるのは、『奥越奇譚』『奥越奇譚拾遺』「学校司書の不思議旅シリーズ」です。

 『春が宿る』は、上掲のものとはくくりが違いますが、舞台は奥越です。


 奥越ものは、現実にあったことだと語り手が言っていることを、時にそのまま記し、時に物語に落とし込んで語り、といった書き方をしています。


 ただ一点の勘所かんどころは、自分が――私が、実感を伴うものであること、それを、形にしています。

 あやしげな話でも、超科学的な話でも、実話と称されるものでも、自分がピンときたものは、私の中に実在しているものなのです。


 奥越ものの資料は、小説にしてあるもの以外にも沢山あります。

 順次、仕分け、整理して、不明な部分を新たに聞き取りして、資料の補完を進めていきたいです。

 こういう作業をしたことがないので、手こずりそうですが。


 本当は、たびたび現地に出かけて季節ごとの様子を肌で感じたいのですが、ささっと出かけてくるには、少々交通の便がよろしくないのです。 

 名古屋か米原に出て、北陸本線のしらさぎかサンダーバードで行くのもよいのですが、けっこう時間がかかってしまいます。

 北陸新幹線が、金沢から福井まで延伸してくれれば、かなり行きやすくなります。


 去年は、秋の奥越を堪能し、一昨年は、春の奥越を味わいました。

 さらにその前は、新緑初夏の頃の奥越を楽しみました。

 今度は、半夏生鯖の頃か、晩秋紅葉の盛りの頃、身動きできる程度の雪の頃に、訪れてみたいです。






 

      

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