第24話 中学の頃の同級生

自分がまだ中学校に通っていた頃、多くはありませんが友達はいました。ですが彼らは皆、高校進学の際にそれぞれ別の学校へと進んでいきました。

と言うか、男子の少なかったわが校では、同じ学年に、同じ中学出身の男子は自分と弟の二人だけでした。クラスの男子達も、ほとんどが似たようなものでした。


それと女子でも一人、同じ中学出身の子がいました。

思えばこの子、東さん(仮名)は、小学校の頃から兄弟どちらかとほとんど同じクラスになっていて、高校三年間は兄弟両方と同じクラスでした。

決して特別仲が良かった訳ではありませんが、縁はあったのかもしれません。卒業する少し前に、クラスメイト一人一人にメッセージを書くというのがあったのですが、小学校から一緒だったけどお別れだねとあって、さすがに少し寂しく思いました。


その後自分や弟は進学、東さんは就職でそれぞれ地元を離れたのですが、なんと同じ街に住んでいました。スーパーで買い物をしていると、バッタリ出会ってビックリしました。






おっと、なんだか話が卒業後にまで飛んでいってしまいましたね。時間を高校の頃に戻しましょう。


同じ中学出身者は他のクラスにもいましたが、さっきも書いた通り、その中に男子はいませんでした。

仲のよかった友達が全員別の学校にと言うのは、やはり少し寂しいものがありました。たまに会って遊ぶことはありましたが、、以前と比べると、確実に顔を合わせることは少なくなりました。


そんなある日の事です。教室で東さんが自分に声をかけてきて、言いました。


「知ってる?中学校の頃一緒だった宮田くん(仮名)、子ども作ったんだって」

「えっ、うそ!?」


宮田くんとは、東さんが言っていたように自分たちとは中学の頃の同級生の男子で、別の学校に進んでいました。それから、何がどうなって子どもを作るなどという事にいなったのでしょう。もちろん、まだ高校生です。


「何かの間違いじゃないの?」

「ホントらしいよ」


東さんはそう言いますが、自分にはどうしても信じられませんでした。噂で聞いたらしいのですが、出どころがハッキリしていません。

そして何より…………


「だって、昨日自分達は宮田くんと遊んでたけど、一度もそんな話聞かなかったよ?」


別の学校へと進んでいった中学の頃の友達。その中の一人が宮田でした。そしてたまたまこの前日、自分と弟と宮田くんの三人で遊んでいました。ゲームをしたりマンガを読んだり、とても子どもができたようには思えませんでした。



後に、中学の頃の同級生数人で集まった事があり、その時宮田くんにその噂の事を話しました。そしたら、別の学校に行った友達が言いました。


「あっ、その噂俺も聞いた」


さらに別の友達も。


「俺も同じこと聞いた」


なんだか、ずいぶんいろんなところで噂になっていたようです。


「「「それで、実際はどうなんだ?」」」

「本当の訳ないだろ!!!!」


宮田くん本人はそんな噂初めて聞いたらしく、大変驚いていました。

噂って、当てにならないものですね。



なんだか今回は、話が中学の頃や卒業後にも飛んでしまい、商業高校の想い出どこ行ったって感じでしたね。

宮田くんの噂を聞いたのが高校だったという事で、どうか大目に見てください(;^_^A

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