第5話 我が校の部活事情

  前回の質問には、皆さん数多くの回答を頂きありがとうございました。

 結局あれらが普通かどうかは判断に迷うところですが、あると言う方、無いと言う方、どちらの意見もとても楽しく読ませてもらいました。




 さて、今回は部活の話でもしましょうか。

 商業高校にも、もちろん部活は存在します。全ての生徒が、原則としてどこかの部に入ってなければいけません。ただ、幽霊部員はどの部活にも結構いましたね。


 部の数はそれなりにあったと思いますし、中には強い部だってありました。女子ソフトボール部は地元では強豪でしたし、女子の部は大抵それなりに強かったよおうな気がします。

 しかし男子の運動部はと言うと、人数が少ないためあまり盛んではありませんでした。


 まず高校スポーツの花形とも言える野球部がありませんでした。そのため甲子園やその予選が盛り上がる頃には、なんとなく寂しい思いをしました。近くの学校やどこかの有名校の活躍が、たまに話題に上るくらいです。


 サッカー部も、自分達が入学する前の年まではありませんでした。前の年までは。自分達の入学と同時にできたのです。

 とは言え元々男子の少ない我が校で、新しくできたサッカー部に入ろうと言う人はそこまで多くはありませんでした。何しろ新入部員勧誘の文句が「今なら誰でも試合に出られる」でしたから。大会が近くなると、人数が足りないから誰か出てくれと言っていました。

 自分も一度だけ声をかけられたことがありますが、自他ともに認める運動音痴だったため出ませんでした。そんな自分にまで声をかけるあたり、よほど人数が足りていなかったのでしょう。





 そんな男子の運動部事情でしたが、文化部だった自分にはあまり関係ありませんでした。自分の入っていた部活。それは『簿記部』です。


 簿記部って何と思った人も多いと思います。これを人に話すと、大抵不思議がられます。

 簿記については前回も書いていましたが、覚えているでしょうか?商業高校独自の科目で、企業の収入や支出を計算、記録する授業です。それを、部活でもやるのです。

 部活だからと言ってやる事が変わるわけでもなく、課外授業みたいなものでした。

 なんか、地味ですね。高校の部活ってもっと青春って感じのキラキラしたイメージなんですが。

 一応、夏になると毎年大会がありますが、やる事は変わらず、いくつもの学校の生徒が一ヶ所に集まって問題を解くと言うものでした。


 ところでこの『簿記部』ですが、不思議な特徴がありました。

 自分達の学年の部員は幽霊部員を除けば5~6人くらいでしたが、その中には自分の双子の弟もいました。そして残る同級生の中には、双子の姉妹の片割れと言う子がいました。

 顧問の先生には、二人のお子さんがいます。双子だそうです。

 自分達が二年に進級した時、後輩部員ができました。3人くらいいましたが、そのうち一人が双子の片割れでした。


 …………そう、双子やそれに縁のある人が、なぜか異様に多かったのです。

 ちなみに少し前、同じ簿記部だった同級生と会ったのですが、今では二児の父親になっていました。双子だそうです。


 何だか最後は、完全に商業高校と関係が無くなってしまいましたね。

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