1088.鍛錬篇:書けなくなったら気分転換
今回は「気分転換」についてです。
いつもPCに小説を打ち込むだけではマンネリ化してしまい、よいアイデアが出てこなくなります。
そこでどうにか「気分転換」していただきたいのですが、どうすればよいのかわからないという方が多い。
いくつか例示しますので、いろいろ試してください。
書けなくなったら気分転換
いつも自宅のPCで小説を書いている方、いらっしゃいますよね。
するとやってくるのが「書けなくなる」状態、いわゆる「スランプ」です。
このときノートPCであれば執筆する場所を変えるだけで書けるようになります。
しかしデスクトップPCの場合はそうもいきません。
またノートPCでも、行く場所が決まっているとそのうち書けなくなります。その場合は書く場所をまた変えればよいのです。
ノートPCですでに近所は開拓しきった、またはデスクトップPCだから行き場所がない。
そんなときは、場所ではなく自分を変えてみましょう。
伊達メガネをかけてみる
視力はよいのでメガネをかけていらっしゃらない方なら、伊達メガネをかけてみましょう。気分が変わって書けるようになるかもしれません。今はブルーライトをカットするレンズが入ったPCメガネも販売されています。また部屋が明るいのならサングラスをかけてみるのもありです。ちょっとした気分転換に「あえてメガネをかけてみる」のはひとつの手段です。
テレビでよくみる『ハズ≠ルーペ』のように「大きく見えちゃうんです」というのでもかまいません。ただし、かけ続けていると視力が落ちますので、執筆時だけにしましょう。
逆にいつもメガネをかけている方は、コンタクトレンズにしてみる。またはいつもと違うメガネをかけてみましょう。メガネが必要な視力の方は、メガネを複数本持っているものです。執筆時にいつもかけているメガネだとそのうちマンネリ化してしまいます。外出用や予備のメガネを着けてみるだけでも、いくらか気分が変わります。
マニキュアに凝ってみる
女性ならマニキュアを塗っている方も多いと思います。いつも同じマニキュアを使っているのなら、色を変えてみましょう。視野に入る色がいつもと異なるだけでも気分は変わります。
男性は一般的にマニキュアは塗りません。せいぜい爪が弱くて割れないよう保護するために塗ります。そんな男性の方も、マニキュアを塗ってみるだけで気分はかなり変わるでしょう。どうしても行き詰まったら試してください。
マニキュアは多くの場合、決まった単色を塗るだけです。書けなくなったら、いつもと違う色にチャレンジしてください。赤いマニキュアが好みなら、青いマニキュアに挑戦してみる。これだけでも気分はかなり異なるはずです。
それでも書けなくなったらネイルアートに凝りましょう。たとえば日本国旗を描いてみる。図柄は簡単ですが、単色よりは集中して塗るので気分転換になります。日本国旗に慣れてしまったら他国旗を描いてみる。今ままで知らなかった国旗を知ることで、あなたの視野も開けてきます。
国旗にも含まれていますが、図形や幾何学模様なども試しましょう。五芒星・六芒星なんて描いたら、今にも魔法を唱えたくなるかもしれません。「剣と魔法のファンタジー」を書いているときなら、一度は試したいものです。
それでもマニキュアは抵抗がある。そういう方は水性ペンで爪や手の甲に色を着けてみましょう。男性でも五芒星・六芒星を手の甲に書けば、テンションがいつもとは明らかに異なってきます。どうしても書けないというときに試してください。
口紅の色を変えてみる
男性には縁遠いのですが、女性の方はいつもはつけない色の口紅を塗るのもありです。
ただし口紅の色は鏡のように反射するものがあって初めて違いがわかります。だからマニキュアほどの気分転換にはならないでしょう。
それでも「いつもと違う」という意識だけで「気分転換」にはなります。
思い切って髪型を変えてみる
男性の不精な方なら二か月くらいは散髪に行かないかもしれません。
それでも髪を切ったときは、それまでの気分とは明らかに違ってきます。
女性で髪が長い方は、切らずともさまざまなアレンジを試してみてください。ポニーテールにしてみる。結いてみる。分けてみる。編んでみる。カーラーで巻いてみる。
こうして見てくると、気分転換の手段は女性に有利な面が多いですね。
男性で身だしなみがきちんとできる方は、いつもと違う髪型に挑戦してみましょう。
名刺に写真を載せているときはなかなか髪型を変えづらい。しかし小説書きになろうというほどの方であれば、仕事に使う名刺に写真は添付しないと思います。名刺に写真を添付するのは、自信の現れです。仕事一本で成り上がろうとする気概がなければ、名刺に写真なんか添付しません。
「紙の書籍」の著者欄に写真を添付するのも、文筆業で食べていく決意を固めた方でないと難しい。
テレビでおなじみの方なら、表紙に著者の写真がどんと構えているものです。そのほうが「紙の書籍」は売れますからね。堀江貴文(ホリエモン)氏や齋藤孝氏の著書の表紙には、それぞれ顔が出ています。どちらもテレビでおなじみですからね。
それに対し、ライトノベルやマンガの書き手は写真がほとんど使われていません。夢を売る職業だからかもしれないのですが、文学小説書きの写真は著者欄に載ることが多いんですよね。
文学小説は高尚で、ライトノベルやマンガは低俗なもの。
そんな自らを卑下する意識があるのかもしれません。
なにか事件を起こして、逮捕されたときにテレビや新聞や雑誌を賑わせることはありますね。皆様はそんなことにはならないように日々を過ごしてくださいませ。
いつもとはなにかを変える
以上、さまざまな気分転換の方法を書いてきました。ピンとくるものはあったでしょうか。
いずれも共通するのは「いつもとはなにかを変える」という一点です。
マンネリに陥るのは、いつもと同じだから。
それなら打破するには「いつもとはなにかを変える」必要があります。
ノートPCで近所をウロウロするのも、環境を変えてしまおうという意図です。
デスクトップPCしか持っていない方は、まさかPCを持ってうろつく真似はできません。近くにインターネットカフェがあれば、USBメモリーに原稿をコピーすれば、どこででも続きは書けます。しかしインターネットカフェの端末にJUST SYSTEM『一太郎』がインストールされていることはまずありません。Microsoft『Word』すら怪しいですからね。こういうときはテキストファイルにしてデータを持ち運ぶとよいでしょう。
もちろんインターネットカフェで執筆するときは、新規のテキストファイルを作成してください。もしものクラッシュはいつどこで起こるかわかりません。今までの苦労を吹き飛ばすだけの出来事はいつでも起こりえます。
このように「いつもとはなにかを変える」ことで、マンネリを打破しましょう。
最後に
今回は「書けなくなったら気分転換」について述べました。
書けなくなったら「いつもとはなにかを変える」工夫をしましょう。
場所、環境、化粧、身だしなみなどを変えてみるのです。
なにかを変えれば、マンネリは打破できます。
ノートPCが買えないなら、髪型をアレンジしてみるだけでもよいのです。いつも右分けにしている方は左分けや真ん中分けをしてみる。髪が長いようならカールやウェーブやロールをかけてみる。そんなことでも気分は変わります。
女性の方なら化粧の威力は思い知っているでしょう。化粧の仕方ひとつで気分はがらりと変わるものです。
でも男性で化粧をしている方は少ないですよね。最近はスキンケアに気を配る方も増えましたが、化粧とまではいきません。そんなときは水性ペンで手の甲に図形や幾何学模様などを描いてみてください。化粧に似た効果が期待できますよ。
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