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2021年6月16日 11:56
サファイアです。楽しく読ませております。性的描写についての質問です。例えば、女子、男子の裸や生殖器などの描写は、別の言葉にすれば大丈夫というケースがあるのでしょうか?ここからは、過激な性的描写だからNGというラインが分かりません。
作者からの返信
サファイア様、コメントありがとうございます。 性的描写に関しては、掲載する小説投稿サイトの規約を遵守するべきですね。 どこまでの表現が許されているのか。 どこまで書いたら成人指定をしなければならないのか。 このミスマッチでせっかくの作品が削除されるケースもあります。 それを満たしたうえでの性描写についてお話致します。 まず「生殖器」の描写は、直接書いてしまうとどこの小説投稿サイトでも「成人指定」が原則です。 ただし、ある程度の俗称の場合は、認められる可能性が高いです。 『ドラゴンクエスト』の「ぱふぱふ」とか「ゆうべはお楽しみでしたね」とか。直接ではないですが、ある程度の性的意味合いはありますよね。 生殖器については学術的な表現もあります。たいていは英単語なのですが。そういったものは、内容次第で「一般作品」として認められる可能性もあります。 ただし性的行為を描写するときは、学術的な表現で書いても「成人指定」が必要です。 性的行為ではなく、たとえば授乳などの生活描写に関しては、俗称でも学術的な表現でも「一般作品」で許容されています。「授乳」なら「おっぱいをあげる」はごく一般的な表現です。 総合すると、「一般作品」のうえで生殖器などの表現をする場合、できるだけ俗称や学術的な表現で、性的行為をせずに書くのが鉄則です。 性的行為を描写するときは、基本的にどんな表現をするにしても「成人指定」は免れません。この差は「読み手に性的興奮を起こさせるか否か」が基準となるようです。 でも「ゆうべはお楽しみでしたね」のようにかなりぼかしてしまえば、一般作品でも性的行為を匂わせることは可能です。 ちょっとわかりにくいかもしれませんね。 とくに「読み手に性的興奮を起こさせるか否か」という基準は、ほぼ運営側の裁量によるので、書き手にはなかなか区別がつきにくいと思います。 健全な小説でも「乳房」だったり「乳首」だったりの表現は、性的行為をしていなければたいていの場合はOKです。これは「一般行為」である「授乳」を詳しく書くには必要だからです。先ほど書いた「おっぱいをあげる」で済ませるのがいちばん穏当なのですが、詳しく描写したい書き手もいらっしゃいますので、だいたいここらへんに境界線があるようです。 俗称で一部伏せ字にする書き方は「性的興奮を起こさせる」可能性を否定できないので、「成人指定」扱いになりがちです。 「性的興奮を起こさせる」という運営側の基準がどこまで及ぶかは、書き手の側で配慮するのがとても難しい。 ある人は俗称でも催すかもしれませんし、そのものズバリを書いても催さない方もいらっしゃいますので。 ちょっと配慮したほうがよいのは、「女性向けライトノベル」の場合です。 男性向けの場合、基本的に性的行為はすべてアウトになっています。 しかし「女性向け」の場合、ある程度の性的行為の描写が許容されています。これは教育機関においても、女子への性教育が男子より早い、もしくは女子だけが性教育を受けて、男子は性教育を受けない、という状況に端を発しています。 女性は早ければ小学5、6年生あたりから性教育を受けるので、ある程度の性的行為は基礎知識の範囲内になります。 だから女性向けライトノベルで、性的行為が描かれていても「一般作品」で収まってしまうことがままあります。 もしさまざまな「女性向けライトノベル」を読む機会がありましたら、性的行為をどう描写しているのかを見つけて「ここまではセーフ」の境界線を改めて惹かなければなりません。 そして女性向けライトノベルではセーフの描写・表現でも、男性向けでは即アウト、という場合もありますのでご注意くださいませ。
サファイアです。楽しく読ませております。性的描写についての質問です。例えば、女子、男子の裸や生殖器などの描写は、別の言葉にすれば大丈夫というケースがあるのでしょうか?ここからは、過激な性的描写だからNGというラインが分かりません。
作者からの返信
サファイア様、コメントありがとうございます。
性的描写に関しては、掲載する小説投稿サイトの規約を遵守するべきですね。
どこまでの表現が許されているのか。
どこまで書いたら成人指定をしなければならないのか。
このミスマッチでせっかくの作品が削除されるケースもあります。
それを満たしたうえでの性描写についてお話致します。
まず「生殖器」の描写は、直接書いてしまうとどこの小説投稿サイトでも「成人指定」が原則です。
ただし、ある程度の俗称の場合は、認められる可能性が高いです。
『ドラゴンクエスト』の「ぱふぱふ」とか「ゆうべはお楽しみでしたね」とか。直接ではないですが、ある程度の性的意味合いはありますよね。
生殖器については学術的な表現もあります。たいていは英単語なのですが。そういったものは、内容次第で「一般作品」として認められる可能性もあります。
ただし性的行為を描写するときは、学術的な表現で書いても「成人指定」が必要です。
性的行為ではなく、たとえば授乳などの生活描写に関しては、俗称でも学術的な表現でも「一般作品」で許容されています。「授乳」なら「おっぱいをあげる」はごく一般的な表現です。
総合すると、「一般作品」のうえで生殖器などの表現をする場合、できるだけ俗称や学術的な表現で、性的行為をせずに書くのが鉄則です。
性的行為を描写するときは、基本的にどんな表現をするにしても「成人指定」は免れません。この差は「読み手に性的興奮を起こさせるか否か」が基準となるようです。
でも「ゆうべはお楽しみでしたね」のようにかなりぼかしてしまえば、一般作品でも性的行為を匂わせることは可能です。
ちょっとわかりにくいかもしれませんね。
とくに「読み手に性的興奮を起こさせるか否か」という基準は、ほぼ運営側の裁量によるので、書き手にはなかなか区別がつきにくいと思います。
健全な小説でも「乳房」だったり「乳首」だったりの表現は、性的行為をしていなければたいていの場合はOKです。これは「一般行為」である「授乳」を詳しく書くには必要だからです。先ほど書いた「おっぱいをあげる」で済ませるのがいちばん穏当なのですが、詳しく描写したい書き手もいらっしゃいますので、だいたいここらへんに境界線があるようです。
俗称で一部伏せ字にする書き方は「性的興奮を起こさせる」可能性を否定できないので、「成人指定」扱いになりがちです。
「性的興奮を起こさせる」という運営側の基準がどこまで及ぶかは、書き手の側で配慮するのがとても難しい。
ある人は俗称でも催すかもしれませんし、そのものズバリを書いても催さない方もいらっしゃいますので。
ちょっと配慮したほうがよいのは、「女性向けライトノベル」の場合です。
男性向けの場合、基本的に性的行為はすべてアウトになっています。
しかし「女性向け」の場合、ある程度の性的行為の描写が許容されています。これは教育機関においても、女子への性教育が男子より早い、もしくは女子だけが性教育を受けて、男子は性教育を受けない、という状況に端を発しています。
女性は早ければ小学5、6年生あたりから性教育を受けるので、ある程度の性的行為は基礎知識の範囲内になります。
だから女性向けライトノベルで、性的行為が描かれていても「一般作品」で収まってしまうことがままあります。
もしさまざまな「女性向けライトノベル」を読む機会がありましたら、性的行為をどう描写しているのかを見つけて「ここまではセーフ」の境界線を改めて惹かなければなりません。
そして女性向けライトノベルではセーフの描写・表現でも、男性向けでは即アウト、という場合もありますのでご注意くださいませ。