　先日、私としては珍しく真面目……いや、普段から真面目に向き合って絵は描いているが、ともかく二枚もの絵を、某所に投下した。

　キャラデザこれでいいかなー、の途中経過として残しておこうという魂胆である。細部の、例えば服に模様を追加する前に、全体像としてどうだろう、と眺めるのだ。

　結果として、わりかし、理想には近いという結論になる。デフォルメで、二本足で……もう少しローブっぽくしてはためかせてみてもいいかもしれない、とは考えたが、間違いなく邪魔になることを考慮すると、控えめにした方がいいのかもしれないな、とか考えながら、繰り返し、飽きるまで、気が向いたときに眺めている。

　さて、こういうものは第三者の意見というものは、貴重で、非常に参考になるものだ。特に、その道に詳しい人と、そうでない人の。

　半端な人である場合、すなわち私だが、知識と感覚が鬩ぎ合い、結果として悪影響をもたらす可能性の方が高いからだ。

　まぁ、前者にしか見てもらえてないわけだが。

　結果として、こうしたらいいのではないか、という意見は手にはいった。もちろんこれが確定の姿ではない。ブラッシュアップの参考にさせてもらおう、と記憶しておくことにする。

　それから数時間後、突然、写真の投稿が通知される。続けて、一言二言。さてなんじゃ、と開いてみれば、ラフでこそあるが、雰囲気のある一枚が。

　あらまぁ、なんということでしょう。

　自身で描いたシール君が、ずいぶんとまぁ凛々しく佇んでいるではないか。あともこもこ感がある。

　うーむ、流石である。その道に活路を見いだしているのだから、それだけの技術はあるというのは、素晴らしいことだと、毎度のことながら感心する。

　さて、技術を磨くというか、形にすることを遊びとして据えている私が、次は何をするのか？

　見物である。

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