[日記]需要とはないのではなく湧くものである

 こんなの需要あるかなぁ。

 あなたはこんなことを考えたことはあるだろうか?

 需要というのは、詰まるところ、どれだけ欲しがっているか、ということであり、反対語を供給という。こちらは提供する量のことだ。


 さて、あなたは何かを作ろうとして、需要があるかなぁ、と考えるだろう。ここに属する人的に言い替えると、こういうエピソード・展開・要素に需要があれば読者が増えて評価されやすい作品、と言えば分かりやすいだろう。

 さて、問題となるのが、需要というのは自身の外側にあるものである。すなわち、制作者自身に需要があるものでも、外にはないことが大半なのである。

 だから今、話題となっている需要の中身を分析して織り込むことで評価されるに至ることも多いことだろう。

 何も、これは小説に限ったことではない。例えば食料品なんてものは代表的で、いくら一個人が毎日ひとつの食品を買っていたとしても、それだけでは利益がでないので入荷を取り止める、なんてことは想像に難くないだろう。


 さて、では売れ筋ばかりを用意すれば必ずしも売れるか、といえば、ゼロからすればマシになるくらいで、競合他者に顧客を取られてしまうことが大半だろう。

 かといって他に切り替えることもできないわけで、新規参入者も現れるわけで、継続することは難しくなることも多い。


 一方で、大衆需要がないことが悪かと言われれば、それはニッチ戦略という方向で需要がある。

 詳しくは経営の知識を勉強すれば身に付くことなので省くとして、作品やら記事やらにおいて多くのマイナージャンルの人は、需要のないものを公開してもなぁ、という思いをよく抱くかもしれないが、それは間違いである。

 結局、需要というのは公開してから出てくるもので、公開しないのならば需要というのは必ずゼロになる。

 大衆需要があること、需要があること、需要ゼロであることは全くの別物だ。

 誰もが登録やらをすれば発信できる時代、などと云われているのだから、需要の有無で行動を変えるのは、なんとも意味のないことだ。

 何も思い付かないならば、長いものにまかれてもいいだろう。しかし、こういうのはどうかな? という思いがあるならば、それを是非とも、出力すべきだろう。

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