[日記]熱に這い出す者たち

 いる。

 そう感じて視線を動かすも、そこにはすでに何もいない。

 安全地帯に逃げおおせ、じっとこちらの様子をうかがっていることは確かだが、その小さな姿は、隣人は、見えることはない。

 うーん、春だ。暑いけど。

 歩いていると、羽虫が突進してくるのも春だ。本当に鬱陶しいとしか思えないのだが、奴らは暴走バイクか何かなのだろうか。

 電灯にたかるし、突進してくるし。こやつらを食べてください小型の隣人さん。

 冬はめっきり見なくなる彼らと奴ら。本当に、どこから湧いて出てくるのだろう? 室内にいつしか紛れ込んだやつもそうだし、退治しても退治しても、どこからしから現れる。

 まさしくきりがない。彼らを主食とする隣人はいてくれてもかまわないは、かまわないのだが、そこに居ると分かると、どこかそわそわしてしまう。

 うーん、難儀だ。

 これだから冬の方が好きなのだが。


◆◆◆◆


 もう冬は完全に終わりましたねぇ。

 着込めば寒さなんて、という意識なので、そりゃあ夏より冬派です。


 梅雨が早くにくる、とかいう噂ではありますが、それが災いして灼熱が長く続くとか、勘弁してほしいです。冬が長くなるのは大歓迎なのですが。

 さ、今日はなんとなくこれくらいにしておきます。

 次の冬が待ち遠しいですねぇ。

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