[日記]知を求めて開くのは?

 もう来週はGWか。

 この雑記を始めてから、ちょうど三年目になる節目のタイミングである。だが二日目という半端な時期から始めたのも事実だが、今回はそういうことを語りたいわけではない。


 何かを知りたい、と考えたときに、あなたはまず何をするだろうか。

 例えば資格とか、あるいは歴史に関する知識とか。

 考えられるのは本を買いに本屋に行ったりWebマーケットで注文したりするか、関連する単語で検索をかけたりするだろう。

 どちらがよいか、とかいう話をするつもりはない。なぜなら、どちらも同じものを求めていたとしても、その知識の海の属性は全く異なるのである。


 本というのは、知りたいことに対して一つにまとまっていることが多い。すなわち、それを読み込み反復するだけでもよい。

 一方で検索をかけるのは、一時的な満足で終わることだろう。もちろん続けて、欲求のままにサーフィンに興じることもあるだろうが、大体が一度きりで終了だ。

 極端な話、なにをすればいいか分からないが、やりたいことは決まっているときに本は適しており、やりたいこと(知りたいこと)が決まっているのならば、検索が適しているということだ。


 もちろん、ネット回線さえあれば本と同じだけの知識を得られるのなら、本なんて買わなくていいじゃないか、という意見もあるかもしれないが、そこには検索避けという労力が必要であることを忘れてはいけない。

 同じ質の情報が本にも、無料のネット記事にもあったと仮定しよう。だが本はそれを買って読み込めば終わりだが、検索して本命の記事にたどり着けるだろうか? 怪しいものではないだろうか。しかも、解決に至らない記事を見つけて満足してしまう可能性だってありえるのだ。

 誰も資格を得るためにネットサーフィンをすることはしないだろう。するならば過去問を解いて解説を読み込むことの繰り返しだ。


 と、そんな話をしてみたが、GWのお出掛けはそこそこにして、開発の勉強用にと買っていた本を読みながらあれこれと触ってみよう、と思った折、思い付いたことである。

 本というのは、技術的なものであればひたすらにそれに沿ってくれる。それこそ、入門編と謳う本も多くある。

 何かをしてみたい。だからあちこちみて回って我流で、というのも悪くはないが、知らないことを知ることで、できることが大きく広がることもある、ということは忘れてはいけないだろう。

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